コラム
第22回
新入社員を迎え入れたら、最初の研修で、社会人としてあるべき姿やお客様に対する立居振舞を指導し、その企業が求める社員像をしっかりと叩き込んでいるかと思います。しかし月日が流れると、その社会人としての行動・態度にも“慣れ”が生じて気が緩んでしまう瞬間が出てきます。その気が緩んだときに起きてしまうのが「○○する時がある」状況です。
常にやってはいないけど、「ついやってしまう時」があって、それをたまたま目にしたお客様に悪い印象を与えてしまう。そしてそんな些細な所作がクレームに繋がってしまうことがあります。例えば、お客様対応中に常に足を組んでいる人はいないと思います。しかし、何かのタイミングで足を組んで座っているとき、ちょうどそこを通りかかった別のお客様がそれを見て、「足を組んで接客しているような社員がいる」とその社員に、ひいてはその組織に、そしてその会社全体に悪い印象を持ってしまう。そんな一人の社員の所作が会社全体の大きな評価に繋がってしまったら、とてももったいない話です。
以下の13の行動に「時がある」を付けて、普段の皆さんの、あるいは配下の方々の態度を振り返ってみていただきたいと思います。
(1)椅子に座って足を組んでいる「時がある」
(2)机に肘をついている「時がある」
(3)腕を組みながら人の話を聴く「時がある」
会員限定2025年02月20日 00時00分 公開
2025年02月20日 00時00分 更新