阪急電鉄(大阪府大阪市、嶋田泰夫代表取締役社長)は、ティファナ・ドットコム(東京都目黒区、森 博也代表取締役)が提供するAIチャットボット『社内問い合わせさくらさん』を導入した。
今回の導入は、2024年11月から2025年4月にかけて阪急宝塚駅で実施された同ソリューションのシリーズ製品『アバター接客さくらさん』の実証実験で得られた知見を活用し、社内業務の効率化を目的としている。
阪急電鉄では、就業規則や各種申請手続きに関する社内からの問い合わせが特定の社員に集中し、対応に時間と労力がかかることが課題となっていた。同ソリューションは、これらの問い合わせに対し、社員が自由にテキスト入力で質問することで、AIエージェントがリアルタイムで回答を生成し、必要な情報に即座にアクセスできるよう支援する。
同ソリューションは、資料のアップロードのみで情報を学習し、FAQの作成や更新といった作業が不要である。運用中も質問の傾向から自動的に学習・改善を続けるため、使用するほど回答精度が向上する。
阪急電鉄は、今回の試験導入を通じて、社内問い合わせ対応の省力化・効率化を図り、今後も業務のデジタル化や効率化を継続的に進め、さらなるDX推進を目指す方針。
2025年06月27日 12時06分 公開
2025年06月27日 12時06分 更新