経産省/NEDO「GENIAC-PRIZE」、受賞企業決定

CS部門1位は未来都/newmoが受賞

経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業総合開発機構(NEDO)が主催する「GENIAC-PRIZE」の最終審査会が開催され、社会課題領域として設定された「カスタマーサポートの生産性向上テーマ」における受賞企業が決定した。

56件の応募のなかから、書類・動画による審査を経て選ばれた8申請が最終審査会でピッチプレゼンテーションを実施。審査員による審査で次の受賞企業が決定した。

1位:株式会社未来都/newmo株式会社「タクシー配車業務のAI音声対応」(賞金5000万円)
2位:東洋船舶株式会社/株式会社JDSC「船主支援のAI番頭。メールと社内文書を資産に変える!」(賞金4000万円)
3位 一般財団法人在宅がん療養財団/株式会社シャルクス「がん相談エージェント『ランタン』:あなたは一人ではありません」(賞金3000万円)

1位を受賞した未来都/newmoの取り組みは、配車アプリでカバーできない電話による顧客からのオーダーをボイスボットを活用して配車する仕組み。取りこぼしが多かった着信を100%受電するなど、顧客体験の向上にも寄与している。審査会においては、その高い音声品質とAI配車エージェントとの連携性の高さ、そして実証実験段階の申請が多い中、すでに本稼働して一定の成果を挙げている点が高く評価された。
2位の東洋船舶/JDSCの取り組みは、船主業務という特殊性の高い業務に対し、属人化を解消すべくLLMとRAGを活用した標準化に挑んだもの。日本の産業構造において宿命的課題である「ベテランなど知見を持った社員への過度な依存」を解消する取り組みのひとつとして評価された。
3位の在宅がん療養財団/シャルクスの取り組みは、がんを罹患した患者のサポートをAIエージェントで実施するもの。「ガンとの戦いは情報戦」という患者の声に応えるべく、正しい情報を気軽にアクセスして得ることができる取り組みとして評価された。すでに実稼働している点も受賞理由のひとつ。

特別賞は次の通り。
AIエージェント賞:アイフル株式会社/FunnelSphere合同会社
ユースケース波及賞:日本航空株式会社/Gen-AX株式会社
ユーザー変革賞:株式会社JTB/カラクリ株式会社
持続実装賞:東急株式会社/株式会社Nextremer

地域に根ざし、その発展に貢献した「地域賞」は次の通り。
学校法人アルコット学園/株式会社MITSUHIRO大熊インキュベーションセンター/株式会社OneAI Fukuoka Growth Next/株式会社イワタ・株式会社Gns

 

カスタマーサポート領域の審査員は次の通り(敬称略)。
審査委員長:
松尾 豊(東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻/人工物工学研究センター 教授)
審査員:
岡田隆太朗(日本ディープラーニング協会 専務理事)
白井恵理(メンバーズ執行役員/メンバーズデータアドベンチャーカンパニー社長/Generative AI
 Japan理事)
村上真奈(エヌビディア ソリューションアーキテクトマネージャー)
桑原勇樹(JICベンチャー・グロース・インベストメンツ ベンチャーキャピタリスト)
山下辰巳(HDI-Japan 代表取締役CEO)
矢島竜児(リックテレコム 取締役 コールセンタージャパン・ドットコム/CSMEDIA プロデューサー)
 

2026年03月27日 11時04分 公開

2026年03月27日 11時04分 更新

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