シンカ(東京都千代田区、江尻高宏代表取締役社長CEO)は、通話録音を実施している企業の管理職・責任者1019人を対象に、通話録音データの管理とAI活用に関する実態調査を実施した。
その結果、顧客との通話録音データの処理や分析にAIを活用している企業は8割を超える一方で、録音データの検索や内容把握に課題を抱える企業が多いことが分かった。
調査概要:「企業における通話録音データの管理とAI活用実態」に関する調査
【調査期間】2026年3月26日(木)~2026年3月31日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1019人
【調査対象】従業員50名以上の企業で、通話録音を行う電話対応部署の従業員または管理職・責任者と回答したモニター

調査によると、通話録音データの処理や分析にAIを活用しているかを聞いたところ、「積極的に活用している」(37.9%)と「一部で活用している」(45.4%)を合わせ、83.3%の企業がAIを導入していた。活用用途は「長時間通話の自動要約」(41.1%)、「通話内容のテキスト化」(36.5%)、「感情分析によるクレーム・カスハラ判定」(35.1%)などが上位を占めた。

一方で、過去の録音データから必要な通話内容を確認するまでに要する時間は、「1分~5分未満」が31.4%、「5分~10分未満」が41.8%となり、約7割が1件あたり5分前後の時間を要していることが分かった。また、全通話を録音している企業は83.0%に達しており、データ量の増加が検索性や活用性の低下を招いている可能性がある。

通話録音データの活用目的は「応対品質の向上・オペレーター評価」(50.3%)、「クレームの分析・対策」(45.0%)、「教育・研修(新人育成など)」(34.5%)が中心だった。しかし、活用上の課題としては「必要な音声を探しづらい」(31.6%)、「テキスト化されておらず目視確認できない」(28.6%)、「内容把握に時間がかかる」(28.2%)が挙げられた。

また、今後のAI活用強化については92.3%が必要性を感じていると回答した。シンカは調査結果について、音声データを単に蓄積するだけでなく、検索・テキスト化・分析までを一貫して行える環境整備が、応対品質向上や業務効率化のカギになるとの見方を示している。
2026年06月16日 13時47分 公開
2026年06月16日 13時47分 更新