「つながりやすさの価値」を見直す

2026年1月号 <FOCUS/コールセンター>

コールセンター

生成AI時代も変わらない「つながりやすさ」の価値
CXを可視化するサービスレベルの重要性

生成AIやボイスボットの普及で、コールセンターのDXは急速に進んでいる。しかしその裏で、顧客が電話窓口に求める「つながりやすさ」「その場で解決できる安心感」は損なわれつつある。生成AI活用をベースに業務の再設計を進めているいまこそ、「つながったかどうか」しか把握できない“応答率”ではなく、「早くつながったかどうか」を示す“サービスレベル”で電話対応のCXを見直すべきだ。

 コールセンターへの生成AIの普及は目覚ましい。

 デジタル化が待ったなしの状況で、センター長もその対応に追われているだろう。しかし、DXが目的にすり替わり、本来、最も重視すべき接続品質や顧客満足が、ないがしろになっていないだろうか。

 今後も、顧客対応の自動化は進む。しかし、有人対応がなくなるわけではない。人が担う価値はむしろ上昇し、顧客は、「つながりやすさ」「その場で解決できる安心感」を強く求めていくことは、普遍的なニーズだろう。しかしながら、接続品質は悪化の傾向にあるようだ。

コロナ禍に生まれた
“入電コントロール”の発想

 コールセンタージャパン編集部の調査をまとめた『コールセンター白書2025』(第3節消費者調査、n=800)では図1のとおり、「すぐにつながった」という回答者は22.5%。前年度は24.1%であり、低下している。また、同白書で行った調査では、コールセンターが回答した放棄呼率(応答率)も悪化傾向にあることが分かっている。

図1 直近でコールセンターに電話したケースで、接続後、オペレータが電話に出るまでに待った時間
図1 直近でコールセンターに電話したケースで、接続後、オペレータが電話に出るまでに待った時間

 この状況について、コールセンターのマネジメントに詳しい熊澤伸宏氏は、厳しく指摘する。

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会員限定2025年12月20日 00時00分 公開

2025年12月20日 00時00分 更新

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