スキマ時間で声を変える! 毎日できるボイストレーニング 第16回

2026年6月号 <スキマ時間で声を変える! 毎日できるボイストレーニング>

秋竹朋子

コラム

第16回

声の老化は「舌」で止める!
舌ストレッチ&トレーニング

 声が老ける原因は発声の問題だけでなく、舌にもあります。舌は発声・滑舌・呼吸すべてに関わる“声の中枢筋”であり、声のかすれや滑舌の悪化、長時間話すことによる疲れなども舌の衰えと関係しているのです。すなわち舌の筋肉が重要なのです。

 声が老ける人の舌で起きていることとしては次の通りです。

・舌が下がっている(低位舌)
・筋力が弱く、動きが鈍い
・緊張して固まっている

 その結果、次のようなことが起こります。

・こもった声になる
・聞き返される
・表情も老けて見える

 とくに、舌が下がっている「低位舌」は、声の老化・滑舌の悪化・たるみの原因になります。

 本来、舌の正しい位置(高位舌)は「上あごにそっとつく位置」です。具体的には次の状態です。

・舌先→上あごのスポット(前歯の付け根の少し後ろ)
・舌の中央→上あごに軽く接触
・舌の根元→上に持ち上がり、口腔内がふさがる

 一方で、低位舌は次の状態をいいます。

・舌が下に落ちている
・舌先が下の歯の裏に触れている
・口の中がスカスカしている

 つまり、本来あるべき「舌の支え」が失われ、口の中で舌が沈んでいる状態です。

◯まずチェック! 舌の老化サイン

✔ 舌を前に出すと震える
✔ 口の中で舌がだるい
✔ 早口言葉が言いにくい
✔ 無意識に口が開いている

 2つ以上当てはまれば、舌トレは必須です。ちなみに、舌を正しい位置に置くのを意識するだけでもかなり改善します。それではトレーニングに移ります。

【舌トレーニング】

①上あご舌押しトレーニング
舌全体で上あごをグーッと押し10秒キープ×5回
ポイント:奥(舌の根元)から押し、顔に力を入れない
舌を持ち上げる筋肉が鍛えられ、自然と低位舌が改善されます。

②ベロ出しストレッチ
舌を思い切り前に出して10秒キープ
ポイント:顎を引き、喉ではなく舌の根元から出す
これだけで舌の可動域が一気に広がります。

③上あごタッチ運動
舌先で上あご(スポット)をタッチ、30回繰り返す
ポイント:「タッタッタッ」とリズムよく
これは滑舌改善に直結する基本トレーニングです。

④舌回しトレーニング
口を閉じたまま、歯茎の外側をなぞるように回す・右回り20回・左回り20回
表情筋も同時に鍛えられ、ほうれい線予防にも効果があります。

 舌の正しい位置を意識すること、1日数分でも舌トレを毎日続けることが重要です。

秋竹朋子
PROFILE
秋竹朋子
ビジネスボイストレーニングスクール「ビジヴォ」代表。「声」「話し方」に問題を抱えるビジネスパーソンを4万人指導。400社の企業研修を行う。音楽家ならではの聴力と技術を駆使した、「超絶対音感」によるボイストレーニングが話題を呼び、TVなど多数出演。著書に、『年収の9割は声で決まる! 「できる人」だけが知っている声の出し方』『話し方トレーニング』『「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ』

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会員限定2026年05月20日 00時00分 公開

2026年05月20日 00時00分 更新

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