スキマ時間で声を変える! 毎日できるボイストレーニング 第12回

2026年2月号 <スキマ時間で声を変える! 毎日できるボイストレーニング>

秋竹朋子

コラム

第12回

3分で美声になる方法

 「声は生まれつき」と思われがちですが、実は違います。声は“筋肉の使い方”と“呼吸”を少し整えるだけで、驚くほど変わります。今回はたった3分で声が整うエクササイズをご紹介します。人前で話す直前、いつもの電話応対の準備運動として活用してください。

 まずは姿勢を整えましょう。足を肩幅に開いて立ち、背筋を伸ばします。上半身はリラックス。肩の力を抜き、顎を軽く引きましょう。

 呼吸が一番の肝になります。

1. 【4-7-8呼吸法】で呼吸を整える

①息を吐ききる
②鼻で息を吸う(4秒間)
③息を止める(7秒間)
④口から息を吐く(8秒間)

 これを4回程度繰り返します。これで体に十分な酸素が行き渡り、声を出す準備が整います。

2. 声の元・声帯ウォーミングアップと発声

 いきなり腹式から声を出せない方は、ハミングから始めます。唇を軽く閉じ、「んーー」と軽くハミングします。唇や鼻の周りが振動する感覚を意識してください。そして、ハミングから、「んーーまぁー」と音をつなげます。声が口の前方に集まることで、少ない力でも芯のある通る声になります。

「んーーまぁー」
「んーーみぃー」
「んーーむぅー」
「んーーめぇー」
「んーーもぉー」
これを3回行います。

 次は発声です。「い・え・あ・お・う」を、一定のテンポで発声します。この順番で発声することで、舌の動きと口の形をスムーズに変化させ、声の響きや明瞭度を高めるためのボイストレーニングです。

 「イ」は歯が見えるぐらいの感じで ニコッと笑います。そして、口の中をなるべく縦に気味に開けて「エ」を発音します。さらに縦に口を空けて「ア」、口を窄めて「オ」そして唇を尖らせて「ウ」。発音の際の口の動きを意識するのには、効果的で、滑舌改善、明瞭な発音を促すのに役立ちます。口を大きく開けすぎず、響きを前に出す意識を持ちましょう。声の色が明るくなり、聞き取りやすさが増します。

 10回ぐらい繰り返します。カ行、サ行、タ行など他の行でやるのもおすすめです。

3. 滑舌強化・ 言葉にして仕上げる

 最後は、舌をまず「あっかんべー」の要領で10回出し入れします。次に、滑舌を良くするための練習で「おはようございます」を3つの異なる高さで言います。まず、普段の高さで。次に、少し低くめに。最後に、少し高めに。この中で、最も自然で、かつ響きがあると感じる高さが、時分の理想的な声の高さです。最後に、「ありがとうございます」という言葉を、笑顔で3回言います。

 この3分間のエクササイズを、毎朝のルーティンにしていただけたらと思います。声のメンテナンスを習慣化してしまってください。トレーニングによって、声は誰でも改善できます。

秋竹朋子
PROFILE
秋竹朋子
ビジネスボイストレーニングスクール「ビジヴォ」代表。「声」「話し方」に問題を抱えるビジネスパーソンを4万人指導。400社の企業研修を行う。音楽家ならではの聴力と技術を駆使した、「超絶対音感」によるボイストレーニングが話題を呼び、TVなど多数出演。著書に、『年収の9割は声で決まる! 「できる人」だけが知っている声の出し方』『話し方トレーニング』『「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ』

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会員限定2026年01月20日 00時00分 公開

2026年01月20日 00時00分 更新

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