元ファーストクラスCAの接客術“おもてなし力”の磨き方 第24回

2025年5月号 <元ファーストクラスCAの接客術 “おもてなし力”の磨き方>

江上 いずみ

コラム

第24回

クレーム対応「さ し す せ そ」の法則

 どのような仕事においても、取引先やお客様とはできるだけ良好な関係を築くべきです。しかし、ちょっとしたミスや勘違いでトラブルに発展したり、クレームにつながったりすることは多々あります。

 クレーム対応で一番大切なことは、トラブルをそれ以上大きくしないことです。そのようなクレーム対応に役立つのが「さしすせそ」の法則です。

 まず「さ」は「最初が肝心」です。クレームを訴えてきた先方の話をどのような態度で聴くかによって、その小さなクレームの芽が大きなトラブルに発展してしまうことがあります。お客様がお怒りの際、自らに責任がないことや正当性を訴えるために言い訳を伝えようとするのは避けなければなりません。お客様は必ずしも正しい情報を持っているとは限りませんし、理路整然と説明できる方ばかりでもありませんから、お客様の話に口を挟まず、まずは何が起こったのか、どのようなことを希望されているのか、丁寧に聴き取っていく必要があります。

 そのための「し」が「しっかり傾聴」です。相手の話を十分に時間をとって聴き、何故怒っているのか、何を希望しているのかなど、背後の真意を読み取ることが大切です。そのうえで、自分ができる最善の方法を考えて、誠意をもって対応していきます。

 

このコンテンツは会員限定です。
限定コンテンツを見るには無料会員登録が必要です。

お申込み

会員限定2025年04月20日 00時00分 公開

2025年04月20日 00時00分 更新

おすすめ記事

その他の新着記事

  • スーパーバナー(コムデザイン)

●コールセンター用語集(マネジメント編)

●コールセンター用語集(ITソリューション編)

 

記事検索 

購読のご案内

月刊コールセンタージャパン

定期購読お申込み バックナンバー購入