
モチベーションを高め、離職を防ぐ
「従業員幸福度調査」のススメ
カルチャリア 代表取締役 奥山由実子
生産性を重視する多くの日本企業では、あらゆる意味で従業員の「幸福」が犠牲になることが少なくない。しかし、幸福を感じている従業員ほど生産性やモチベーションが高く、組織に対して献身的であることは、これまでの多くの研究が一貫して示している。従って企業の価値を高めるには、まずその幸福度を可視化することが重要だ。「従業員幸福度調査」の重要性と基本的な考え方について解説する。
従来、企業は報酬を上げること、昇格をさせることで従業員のロイヤルティを高めてきた。この手法に限界を感じた多くの企業が、今度は、人のモチベーションやエンゲージメントに着目、多くの施策を展開している。そのひとつに、「従業員幸福度」の可視化がある。
従業員幸福度とは、「従業員1人ひとりが、主観的な感情で、会社に対してやりがいや意義を感じている割合」を示したものだ。報酬や昇格といった数字ではっきりと認識できるものではなく、あくまでも「主観による」ということがポイントだ。このため、計測には定性評価をベースとしたアンケートによる、感情の可視化が重要になる(図)。アンケートでは、「今会社にあるもの」の良し悪しを評価するのではなく、個人が職場で感じる心理的報酬を評価することにある。具体的には、ドーパミンやセロトニンといったホルモンの分泌に関わる行動を、質問項目に反映させることがポイントだ。
図 従業員幸福度調査のイメージ
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2024年01月31日 18時11分 公開
2023年04月20日 00時00分 更新
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