座談会
チャットボットベンダーのトップに聞く
「ChatGPT」の衝撃と可能性
AIチャット「ChatGPT」のリリース以降、ビジネスのみならず「社会を変革するAI」としてメディアを席巻している。サポート業務では今後、いかに運用していくのか。AIベンダー3社の視点から、コンタクトセンターにおけるChatGPT活用の期待値と導入トレンドを探る。
ChatGPTの台頭から約5カ月。今年3月にはAPIも公開され、今後はチャットボット市場への新規参入も増え、競争は激化するとみられる。AIとしての性能のみならず、優れたUIやUXの提供とマーケティング力が選ばれるために必要となる。
医療用AIチャットなど、業務特化型ツールは早く登場すると言われていたが、ChatGPTのような汎用型AIの台頭について、洛西氏は「予想外だった」と発言。コスト面でも、これまでAIの開発・導入には莫大な費用を要していたが、ChatGPTを適切に組み込めば安価に抑えられる可能性は高いと予想される。
ChatGPTの実用化に向けたアプローチについては、各社とも「現状は社内/センター内で活用するツールの製品開発に注力し、最終的には顧客向けチャットボット/FAQまで間口を広げていくつもり」と回答。なかでもカラクリでは、これまで未着手だった音声認識領域でもChatGPTとの連携を検討中という。
出席者(順不同)
小田 志門 氏
カラクリ
代表取締役CEO
洛西 一周 氏
Helpfeel
代表取締役/CEO
石井 智宏 氏
モビルス
代表取締役社長
2024年01月31日 18時11分 公開
2023年04月20日 00時00分 更新