2023年2月号 <センター探訪>

freee

併設キッチンで楽しく会議

併設キッチンで楽しく会議

ビリヤード、DJブースを備えたパーティ会議室

ビリヤード、DJブースを備えたパーティ会議室

freee

フロア設計に社員のアイデアを反映
偶発的な出会いと働きやすさを追求

 会計ソフトウエア大手のfreeeは、2020年春にリモートワークを開始。在宅勤務を主体としてきたが、社内コミュニケーションの不足が課題となり、出社を促す方針に切り替えた。しかし、社員数はコロナ禍以前と比較して2倍以上に拡大。席数を十分に確保できないことから、2022年8月にオフィスを移転した。

 新オフィスのコンセプトは、「たのしさダイバーシティ」。出社を強制するのではなく、社員が「出社したくなる」オフィスを目指した。どのようなオフィスであれば出社したくなるのか、社内で公募したアイデアを基に設計。オンライン商談に適した個室会議室や、「はろはろビーチ」といったリゾート気分を味わえるリフレッシュスペースを作った。

 さらに、「偶発的な交流」の発生を目指し、各階にドリンクカウンターが併設されている。部署外の社員と語り合う時間が、新しいサービスの発案につながることもあるそうだ。

 好評を博しているのが、DJブース付き会議室の通称「ネンマツチョウセイ」。カラオケ台・ビリヤード台も備えており、歓送迎会やミーティング後の打ち上げでも活用されているという。他にも、料理好きの社員の思いから生まれたキッチン併設の会議室や、座布団に座って会議ができる和室スペースなど、全部で12室のコンセプト会議室が設置されている。

 固定席もあるが、勤務時間中はオフィス内のどの場所で作業してもOK。全室にコンセントが常備されており、PC片手に好きな場所で仕事に没頭できる。移転後の出社率は8割を超え、コミュニケーションが活性化され、アイデアの創出や意思決定のスピードアップにつながっているという。

円卓を囲んでミーティング

円卓を囲んでミーティング

リフレッシュスペース「はろはろビーチ」

リフレッシュスペース「はろはろビーチ」

図書も利用でき、作業場として活用可能

図書も利用でき、作業場として活用可能

 

2024年01月31日 18時11分 公開

2023年01月20日 00時00分 更新

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