AI活用で変わるセンター長の役割 CX再設計&変革マネジメント

2026年5月号 <特集>

特集

AI活用で変わる
センター長の役割 CX再設計&変革マネジメント

Part.1 <提言>

生成AIで進む「再設計」と「役割転換」
『CX戦略責任者』に求められる5つの力

生成AIの普及は、センター長の役割にも大きな変革をもたらしている。効率化重視の運営管理から、顧客理解と価値創造を担う戦略組織へとセンターのミッションが進化。これに伴い、AIと人の分業を前提とした、オペレーションの再設計とCXのグランドデザインを主導する役割が強く求められている。Part.1では、生成AI時代におけるセンター長の役割と求められる5つのスキルについて整理する。

 生成AI活用が本格化するとともに、センター長をはじめとするマネジメント層の役割転換も進んでいる。センター長は「運営責任者」であるとともに、「CX戦略責任者」へと役割を拡げつつある。

 従来のコールセンターは、明確な階層構造のもとで運営されてきた。オペレータが顧客対応を担い、SV(スーパーバイザー)が現場の教育・管理を行い、センター長が全体の運営を統括する()。しかし、生成AIの登場によって、この構造は大きく変わり始めている。

 AIが顧客対応の一部、あるいは大部分を担い、オペレータはAIのモニタリングや例外対応を行う。SVはAIと人材の双方を教育・管理し、センター長はAI活用を前提としたオペレーション全体の再設計を担うようになる。個々の役割がAIによって「エンパワー」されることで、より有機的な連携が必要になり、センター長には高度かつ俯瞰的な視点が求められるようになっている。

図 AI活用で変わる役割分担
図 AI活用で変わる役割分担

Part.2 <インタビュー>

技術・顧客・組織の変化が交錯する時代
先駆者4名が示すセンター長の変革主導力

生成AIは、顧客体験を大きく変えつつある。顧客は生成AIを活用して自己解決を試み、解決しない場合はコンタクトセンターに問い合わせる。その結果、問い合わせ対応には、より高度な理解や共感が求められ、顧客の声(VOC)の重要性も増す。こうした転換点において、センター長はその変化を主導する立場を担い、「管理者」から「変革の先導者」へと役割は高度化しつつある。先駆的な運営を行う4名に、果たすべき役割や取り組みを聞いた。

 コンタクトセンターはこれまで効率性を重視してきた。しかし、生成AIの普及により顧客の自己解決が進み、その役割は変化している。

 今後は高度な理解や共感が求められる対応や、VOCを経営価値につなげる役割が重要となる。そこで、有識者4名に話を聞いた。すると、全員がそろって「センターは『問い合わせ対応の場』から『顧客との関係構築の場』へ進化する」と指摘。評価軸も効率から関係性やエンゲージメント重視へ転換が必要とされる。さらに、センター長には、AI活用の判断力やVOCを事業に結び付ける力、変革を推進するマネジメント力が求められる。

インタビュー[1]
事業価値の創出に必要な「顧客理解」が強み
“人間力”を磨きVOCが集まる現場を作る
牛丸 潤一 氏
DMM.com
プロセスデザイン本部 カスタマサポート部
部長
牛丸 潤一 氏
インタビュー[2]
健全な運営から変化に備えた再設計へ
評価軸の転換で新たなニーズに応える
中村 康人 氏
カインズ
コーポレート本部 カスタマーサービス部
部長
中村 康人 氏
インタビュー[3]
組織・業務・人材を組み替えCX追求
「チェンジマネジメント」で変革を推進
ラナデ・ニキル 氏
ネスレ日本
マーケティング&コンシューマー コミュニケーション本部
コンシューマーエンゲージメントサービス部
部長
ラナデ・ニキル 氏
インタビュー[4]
顧客にとっての「価値」「体験」を高める
変革の責任者としてエフォートレスを追求
内池 智美 氏
Kirala
執行役員
内池 智美 氏
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会員限定2026年04月20日 00時00分 公開

2026年04月20日 00時00分 更新

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