コラム
第8回
声の老化(声の変化、いわゆる「声の老化現象」や「声帯老化」)は、40代・50代頃から、とくに女性が感じることが多いようです。
耳鼻咽喉科の医師に聞くと、35歳を過ぎると声は老化するのだそうです。
主な変化としては、声量が落ちる、滑舌が悪くなる、声がかすれる、声の高さが変わる(男性は高く、女性は低くなる傾向があります)、長く話すと疲れる、などが起こります。
原因としては、声帯の筋肉や粘膜の衰え、呼吸筋の衰え、加齢による全身の体力・筋力の低下などが関係しています。ですから、声も【筋トレ】のようなものが絶対に必要なのです。
そこで、老若男女4万人の声のトレーニングをした経験を元に、声の老化を遅らせる「毎日できる声のアンチエイジングトレーニング」方法をお伝えします!
① 腹式呼吸トレーニング
この深い呼吸こそ、声のアンチエイジングには、1番大事な要素になります。お腹に手を当てて、まず口から息を吐きます。そしてその反動で鼻または口から息を自然に吸って、そしてまた口から吐くを繰り返します。「息を吐く」ということに集中します。声を出しながら吐く腹式発声練習も取り入れるとさらによいです。
② ハミング
共鳴(声の響き)を良くし、喉に負担をかけずに声の元である声帯を動かすトレーニングです。口を閉じて「ん〜〜〜」と軽くハミングし、響きが鼻の奥に集まるように意識して、音程を上下させながら、30秒×1セット行います。声の響きが豊かになります。
③ パタカラ体操(滑舌+筋力強化)
舌や口周りの筋力を鍛え、発音の明瞭さと声の通りを改善します。やり方は、「パ・タ・カ・ラ」をはっきり発音し繰り返す(10回ずつ)
まずは、ゆっくりしっかりと、できるだけ大きく、慣れてきたら、速く発音するのがポイントです。「パパパパパパパパパパ」「タタタタタ」と順番に行います。
④ ロングトーン(声の持続力アップ)
呼吸力・声帯の持続力アップに効果的。「あーーーーー」「いーーーーー」などの母音を、一定の音程で10秒以上伸ばしつづけます。息が続く限り、無理なくキレイに出し続けるのがポイントです。腹式で出すというのが必須です。
⑤ 朗読や音読(実践トレーニング)
実際の発声を通して、声の通り・明瞭さをキープするのに、新聞や本、絵本などをはっきりした声で読みます。とにかく、普段話しをしない方は、声を「使う」ことが大切です。
⑥ リップロール(唇ブルブル)
口を閉じ、唇を軽く震わせながら「ぶるるるる」と音を出す。→ 声を乗せて「ぶるるっ♪」と音程をつけるのも効果的。
こちらにご紹介したものは1日1つでも構いません。本当に1分〜5分ぐらいで良いので、意識的にやっていただけたらと思います。声も見た目も同じです。トレーニングすれば必ず、張りのある若々しい声に変わっていきます。

会員限定2025年09月20日 00時00分 公開
2025年09月20日 00時00分 更新