コラム
第5回
ゴールデンウイーク(GW)を、いかが過ごされただろうか。
365日稼働しているコンタクトセンターでは、GW期間は休暇収得の争奪戦になることも珍しくない。「乗客が少なくて、通勤がラクだ〜」と思った人もいるだろう。筆者は通勤距離が長いので、そちらである。平時でも、体調の悪い時などは、グリーン車を利用することがある。
中央線快速などでもグリーン車の運航が始まった。お試し期間を終え、3月15日から有料化したところ、ある現象が起きたらしい。
グリーン車は、座席上部のランプが赤から緑に変わることで、課金の有無がわかる。グリーン車内で、赤ランプ座り続ける乗客に「不正乗車していますね」と声をかける人が現れたと、SNSで投稿が相次いだ。「グリーン車警察」「赤ランプ警察」と呼ばれる、民間人による「私的な検札」である。
しかし、赤ランプ状態は、すべてが不正乗車ではない。紙のグリーン券の場合、ランプが変わるまでに時間がかかる。車内購入する人もいる。制度に抜け穴があることは確かだが、一方で、利用者側の理解不足も否めない。
会員限定2025年05月20日 00時00分 公開
2025年05月20日 00時00分 更新