コラム
第15回
学生時代のアルバイトで使っていた、いわゆる「アルバイト敬語」は学生アルバイトでは許されても、社会人では許容されません。例えば「アルバイト敬語」から発生し、若者言葉として根付くようになって、今やビジネスの場でも頻繁に耳にするようになった「〜のほう」という言葉。
飲食店やお店などで、「お水のほうをお持ちします」「空いているお皿のほうはお下げしてもよろしいでしょうか」「こちらのケーキのほう、お持ち帰りですか?」「紙袋のほうにお入れしますか?」とあらゆる場面で「〜ほう」を付けた接客用語が飛び交います。
慎み深い気持ちを表そうとして、あるいはニュアンスをぼかして丁寧さを演出するために使われているようですが、これを「のほう病」と言って、とても耳障りな言葉です。
会員限定2024年07月20日 00時00分 公開
2024年07月20日 00時00分 更新