ソフトフロントホールディングス、複数の読み仮名に対応した音声認識エンジンを開発

ソフトフロントホールディングス

ソフトフロントホールディングス(東京都千代田区、二通宏久代表取締役社長)は2024年5月、音声認識エンジンを自社開発したと発表。同エンジンは、子会社のソフトフロントジャパン(東京都千代田区、髙須英司代表取締役社長)が提供する自然会話AIボイスボット「commubo(コミュボ)」に6月末より搭載開始する。開発した音声認識エンジンは、日本語特有の課題である、「表音文字」(ひらがな・カタカナ・アルファベットなど)と「表意文字」(漢字)の組み合わせに対応している。
 
具体的には、発話内容を音声認識した際、「東さん」というテキストについて、「あずま」もしくは「ひがし」と2通りの人名が考えられる(上図)。新エンジンでは、音声認識の「東」という出力とともに、実際の発話が「あずま」か「ひがし」のどちらであるかを区別したうえで、ボイスボットが人名を誤ることなく復唱する。

これにより、従来エンジンと比較して人名・住所・短文の3シーンにおける誤り率が30%以上改善されたという。

2024年05月23日 11時06分 公開

2024年05月23日 11時06分 更新

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