RevComm、新製品「MiiTel RecPod」「MiiTel Scan to Call」を発表

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RevComm代表取締役の會田武史氏

音声解析AI電話「MiiTel」を提供するRevComm(東京都渋谷区、會田武史代表取締役)は2024年7月、窓口業務や対面商談を音声録音・解析するサービス「MiiTel RecPod」およびQRコードで電話発信できるサービス「MiiTel Scan to Call」を発表した。

 

    
Domino's Pizzaのテック事業投資について紹介

冒頭でRevComm代表取締役の會田武史氏が、Domino’s Pizzaがここ十数年で、無人配送やドローンによる配達、AIカメラによるピザの品質管理システムなど、テック事業に積極的に投資することで事業を拡大してきた事例を紹介。そのうえで、「日本の生産性を低くしている要因の一つに、コミュニケーションコストの高さがある」と強調。「日本の教育水準は高く、どの営業社員・オペレータも一定の能率は担保されているにもかかわらず、効率があまり良くない。音声認識技術を駆使して意思疎通のやり取りにかかる労力を低減できれば、日本の生産性は高まると思います」と述べた。


 
RevComm取締役 リサーチディレクターの橋本泰一氏

続いてRevComm取締役 リサーチディレクターの橋本泰一氏が、「音声コミュニケーションのブラックボックス化」の課題について解説。「電話営業やオンライン会議などでの商談内容が第三者に伝わりにくくなることで、パワハラやカスハラといったハラスメントを見逃す原因になり得る」と指摘。そこで、RevCommの音声解析AI電話「MiiTel」を紹介し、「ビジネスシーンの音声コミュニケーションすべてを即座に文字起こしし、話者の感情解析や商談内容の詳細分析など、AIがオペレーション・商談を効率化するための対応策を提示できます」と説明した。

 
営業活動におけるMiiTel製品の活用

同社プロダクトの活用シーンは上図に示す通り。インサイドセールスでは、電話営業向けの「MiiTel Phone」、受注・アフターフォローなどの導入サポートでは、オンライン会議向けの「MiiTel Meetings」、カスタマーサポート領域では、問い合わせ対応向けの「MiiTel Call Center」を訴求している。

 
「MiiTel RecPod」活用シーンの一例

今回、アポ取り・商談などのフィールドセールスで活用できる対面商談向け自動議事録サービス「MiiTel RecPod」を新たにリリース。録音データをクラウド上にアップロードすることで、商談において重要な要素をAIが抽出し、議事録を自動作成できる。

 

 
「MiiTel Scan to Call」どこでもワンクリックで通話

「MiiTel Scan to Call」は上図のように、スマートフォンからQRコードでスキャンすることで、ブラウザで発信画面が開き通話が可能。従来のように、ダイヤルをプッシュする手間が省けるだけでなく、フリーダイヤルと比較して通話料を3割程度削減できるという。

 
「MiiTel Scan to Call」活用傾向に基づいたコールトラッキング

このほか、QRコード上の広告バナーの閲覧効果を測定するコールトラッキング機能も搭載。Webサイトや新聞・雑誌、チラシなど、どの媒体を通して顧客が問い合わせてきたかを把握でき、マーケティング施策の検証に活用することも可能だ。

會田氏は、「音声データを資産化し、生産性向上に役立てることが目標です。MiiTelを中心に、独自のAIコーチング機能によって、営業担当者の話し方の強みや弱みを分析できます。話者の話すスピードが遅いときは『テンポを上げた方が良い』『もう少しハキハキと話した方が良い』と指示するなど、テキスト化した文書では測れない“会話”の部分の生産性向上を追求していきたい」と今後の展望を述べた。

2024年07月09日 10時17分 公開

2024年07月09日 10時17分 更新

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