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2023年1月号 <FOCUS/ソリューション>

「オンライン面接ツール」の効果

Focus

鉄は熱いうちに打て!?
即時・即断を支援する「オンライン面接ツール」

新型コロナ禍以降、人材採用においても非対面接触が推奨され、オンライン面接を導入する企業が増えている。求職者も手軽に利用できるため、応募へのハードルが低くなるようだ。人手不足に喘ぐコールセンターでは、オンライン面接の専用ツールを使うことで、より多くの応募を集め、採用につなげられる可能性がある。主要なオンライン面接ツールの機能と特徴をまとめる。

 コールセンター市場に再び採用難が訪れている。売り手市場では求職者にとって就職候補は数多く、応募手続きや面接までに手間と時間がかかると、他社に流れてしまう可能性が高い。いかに手軽に応募し面接できるかが、採用難時代の求人の重要なポイントといえる。そこで注目されるのがオンライン面接ツールだ。

 オンライン面接とは、文字通り、Webを使った採用手法だ。企業と応募者がオンライン上で面接して採用選考を実施する。面接場所への移動が不要で時間の融通も利きやすく、企業と応募者の双方にメリットがある。2010年代後半から注目されはじめ、2020年以降は新型コロナ禍における就職活動の非対面・非接触の風潮により、導入企業が一気に増えた。

 具体的には、ZOOMやMicrosoft Teamsなどのビデオコミュニケーションツールを利用する企業が多い。しかし、こうした無償の汎用ツールは数人程度の選考では問題ないが、大手企業や人材会社、コールセンターなどの労働集約職場が大量採用を実施するには、機能面で厳しい。応募者管理、日程管理、メールや書類のやりとりなど、採用活動には付随する処理が多いからだ。このため、オンライン面接をさまざまな側面から支援する機能を備えた専用ツールの活用が望ましい。とくに人材派遣会社やコールセンターなど、年間を通じて多くの人材を採用する企業では効果が期待できる。

 

2024年01月31日 18時11分 公開

2022年12月20日 00時00分 更新

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