セールスフォース・ジャパン(東京都千代田区、小出伸一代表取締役会長兼社長)は、中堅・中小企業およびスタートアップのビジネス成長を支援するため、主要製品の提供形態の刷新、機能拡充を発表した。
同社は、AIやデータ活用を、あらゆる規模の組織の成長基盤と位置づけている。今回の発表は、限られた人員や予算の中で事業運営を行う企業に対し、AIやデータ活用の導入ハードルを下げる狙いがある。
具体的には、中小企業向けCRMプラットフォーム『Salesforce スイート』の全プラン(Free、Starter、Pro)で、AIエージェントプラットフォーム『Agentforce』を基盤としたAI機能を利用可能にした。複雑な設定は不要で即座に動作し、顧客データに基づいた商談の自動要約や、パーソナライズされたメールの下書き作成など、迅速なフォローアップやインサイトに基づく対応を実現する。
これに加え、ビジュアル分析プラットフォーム『Tableau』の無料版『Tableau Desktop Free Edition』、CRM未導入の中小企業向けの『Slack CRM』の国内提供を開始。Tableau Desktop Free Editionは、ローカル環境で動作し、ExcelやCSVファイルの分析に加え、データベースへの接続による分析にも対応。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で高度なビジュアル分析・管理を安全に実施できる。Slack CRMは、Slack上でSalesforceの顧客データを活用できるようにし、アプリケーションを切り替えずに情報共有や業務遂行を進められる。『Salesforce Starter Suite』を基盤として提供し、Slack Business+プランの利用企業は、追加ライセンスを購入せずに最大100人のチームメンバーで共同利用できる。
同社は、本発表を通じて、「対話(Slack)」、「データの背景(Tableau / Data 360)」、 そして「自律して行動するAIエージェントプラットフォーム(Agentforce)」のシームレスな融合を提示。PoC(概念実証)の段階を超え、実際の現場で即座に機能する「実働するAI」の普及を推進する。
2026年04月10日 16時00分 公開
2026年04月10日 16時00分 更新