あかつき証券(東京都中央区、工藤英人代表取締役社長)は、SCSKサービスウェア(東京都江東区、福島 俊一郎代表取締役社長)に5月12日からコンタクトセンター業務を委託した。
委託業務には、価証券の売買等の媒介を含んでいる。
低金利の長期化や老後資金への不安を背景に、金融資産に関する相談や資産形成への関心が高まるなか、IFA(Independent Financial Advisor:独立系ファイナンシャルアドバイザー)の需要が拡大している。こうした状況を受けてあかつき証券は、商品の販売を拡大するためにIFAとの連携を強化し、サービス品質の維持や向上が両立できるリソースの確保を目的に、コンタクトセンターのアウトソース化を検討していた。
SCSKサービスウェアは解決策として、有価証券の売買等の媒介業務を含めたアウトソーシングを提案。証券外務員資格をはじめとした金融領域の専門人材の育成・採用や、顧客の声を収集し、良好な顧客体験を生み出すセンター運営のノウハウを提供する。
本件の受託に向けSCSKサービスウェアは、2022年に金融サービス仲介業者の登録を行うなど、サービス提供への準備を進めてきた。同社によれば、有価証券の売買等の媒介を含むコンタクトセンター業務は、 BPO事業者としては初のアウトソース事例だという。
2025年05月16日 07時00分 公開
2025年05月16日 07時00分 更新