月刊コールセンタージャパン

テクマトリックス、FastSeriesの機能拡充・製品連携を強化

テクマトリックス（東京都港区、矢井隆晴代表取締役社長）は、コンタクトセンターソリューション『FastSeries』の機能拡充および製品間連携を強化した。

具体的には、CRMシステム『FastHelp』とFAQナレッジシステム『FastAnswer』の新バージョンを2月21日に販売開始する。新バージョンは、同社の生成AI機能群『FastGenie』を活用。FastHelpは顧客対応時の回答文案の自動生成に加え、応対内容の要約・分類を行い自動登録できるようにすることで、業務負荷を軽減する。FastAnswerは、ナレッジの作成支援や自動回答によってセルフサポートの強化を支援する。また、両システムとも、ビジュアルデザインとUIを刷新。視認性、操作性の向上や疲労・ストレスの軽減を図った。

さらに、新バージョンをクラウドサービスで利用しているユーザー企業を対象にオンデマンドバージョンアップを適用。年に数回予定している、新機能の追加や不具合の修正を行うバージョンアップを、閑散期や休日などコンタクトセンターの運用状況に応じて実施できる。

このほか、機能追加・拡張を可能にする機能モジュール（プラグイン）の提供や、FastSeries開発パートナー向けにノーコード・ローコード開発ツールを提供。業務に必要な機能や他社製品との連携、アプリケーションの作成を容易に実現できるようになった。なお、ノーコード・ローコード開発ツールは、将来的にユーザー企業で利用できるように開発を進めている。

FastSeriesの製品間連携の強化も進めている。具体的には、FastHelpと有人チャットシステム『FastText』間でリアルタイムに情報共有できるようになった。オペレータは、両システムで顧客情報や問い合わせ履歴を参照可能。顧客が複数のチャネルを経由して問い合わせてきた際の一貫した対応を実現する。