ロイヤリティ マーケティング

2024年6月号 <事例研究>

ロイヤリティ マーケティング

FAQ刷新&チャットボット導入で
ポイントサービスのスマホシフトに対応

共通ポイントサービス「Ponta」を運営するロイヤリティ マーケティングは、顧客接点のスマホへのシフトに伴い、Webサポートの強化に着手。FAQプラットフォームを刷新し、チャットボットを導入した。Web上の顧客行動を可視化するレポート機能や、チャットボットの学習をサジェストするAIを活用し、Webサポートの持続的な改善サイクルを整えた。

Center Profile

有人対応は電話のみ。主にポイントカードの裏面に記載された電話窓口の対応を行っている。アプリによるデジタル会員証の提供やKDDIとのポイント統合によるスマホ決済サービス(au PAY)など、オンラインの普及に伴い、サポートの主戦場をWebにシフト。FAQサイトによる自己解決や、AIチャットボットによる自動サポートを推進する。

センターイメージ

 ロイヤリティ マーケティングでは共通ポイントサービス「Ponta」の管轄に加え、属性情報や購買データを活用し、提携企業向けにユーザーの可視化やリサーチによる定性データの補完といったマーケティング支援を実施している。

 コールセンターでは、主にPonta会員からの問い合わせに対応。ポイントカード裏面に記載の電話番号を経由した問い合わせが多いことから、有人対応チャネルは電話のみ。近年は、アプリによるデジタル会員証の提供やKDDIとのポイント統合による決済サービス(auPAY)など、オンラインサービスの普及をきっかけに、Webサポートを強化せざるを得なくなった。

 セルフサポートはこれまで、FAQサイトのみ。システム刷新に向け、「検索精度」と「メンテナンス性」を選定要点とした結果、カラクリが提供するFAQプラットフォーム「KARAKURI smartFAQ」および「KARAKURI chatbot」を採用した(図1)。

 KARAKURI chatbotは、チャットでの問い合わせ内容を基にAIがログ分析し、改善が必要なコンテンツを毎日25件提示されるので、それらをFAQに反映させることができる(図2)。結果的に、定期的な改善サイクルを回せるようになったという。

図1 Ponta公式FAQサイトの表示画面例
図1 Ponta公式FAQサイトの表示画面例
図2 「KARAKURI chatbot」によるトレーニング画面と、改善後のチャット例
図2 「KARAKURI chatbot」によるトレーニング画面と、改善後のチャット例
営業統括グループ ポイント事業本部 カスタマーリレーション部 部長の星山昌之氏(左)、同部ディレクターの瀧澤隆介氏(右)(役職は2024年3月時点)
営業統括グループ ポイント事業本部 カスタマーリレーション部 部長の星山昌之氏(左)、同部ディレクターの瀧澤隆介氏(右)(役職は2024年3月時点)
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2024年05月20日 00時00分 公開

2024年05月20日 00時00分 更新

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