ソフトフロントジャパン |
詳細を見る | 対象ユーザー | コンタクトセンターを運営している事業者 |
対象規模 | 小規模から大規模コンタクトセンターまで全て | |
製品形態 | クラウド(オンプレ対応可) | |
価格情報 | 個別見積り | |
製品概要 |
あふれ呼対応から督促業務までイン/アウト幅広く対応。流暢な発話と遅延のない反応で高い業務完了率を実現し、特に顧客接点を大事にする事業者様からのご利用多数。 |
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あふれ呼対応から督促業務まで
“人手不足”解消の切り札「AIオペレータ」
commubo for コールセンター / ぺリマ powered by commubo
ソフトフロントジャパン
人手不足が深刻化するコールセンター市場では、ボイスボットの活用による自動化への期待が大きい。高い音声技術力を持つソフトフロントジャパンは、AIオペレータ活用による自動対応を提案。幾重にも分岐する複雑な応対をはじめ、予測しづらい呼量変動も確実にカバーする。オペレータの心的負担の大きい督促コールの自動化にも活躍するなど、多用途での活用を前提にソリューション化している。
エフォートレスな顧客対応や運営の効率化を求めて、ボイスボットの活用を志向するコールセンターが増えている。こうしたニーズに応えるのが、音声技術で培ったノウハウを活かし、ソフトウエア開発やクラウドサービスを提供するソフトフロントジャパンの「commubo for コールセンター」だ。自然会話AIプラットフォーム「commubo(コミュボ)」をベースに、コールセンター向けのボイスボットサービスとして開発した。
コールセンターの成長に寄与したい 自社での設定や運用が可能
同社(前身企業)は1997年に設立。VoIP技術の研究・開発会社として創業した。現在は、音声・映像・テキストメッセージなど、デジタル・コミュニケーション全般に関連した製品・サービスの開発・販売を行っており、commuboもその1つだ。
システム概要を図1に示す。AIオペレータがトークスクリプトに沿って自動的に電話を受発信。既存のIP-PBXやCTIシステムと連携できるので、AIオペレータが応対しきれない場合は、有人オペレータにシームレスに転送できる。この際、AIオペレータの通話内容(テキスト・音声)を引き継ぐことが可能で、顧客に再度の説明を求める必要はない。
図1 「commubo for コールセンター」──システム概要
最大の特徴は、複雑なコールフローを導入企業の現場レベルで内製化できることだ。多くのボイスボットソリューションは、シナリオ設計や運用・管理をシステムベンダーに依存する傾向が強い。同社の髙須英司社長は、「自社で設定や運用ができることで、迅速な顧客対応に寄与したい。内製化することでセンター運営のノウハウを積み上げ、センターの早い発展につなげてほしい」と語る。こうした考えのもと、コールフローを編集しやすい操作画面や稼働状況を確認できるダッシュボード、認識結果のレポート機能などを提供。操作方法については、ユーザー自身がcommuboを使いこなすためのナレッジベース(Webマニュアル)も用意している。
AIオペレータを自動配置 かならずつながるセンターを実現
AIオペレータは呼量の増減に合わせて稼働するため、顧客を待たせることのない「必ずつながるコールセンター」を実現。料金体系は、通話時間に応じた従量課金のため、コスト最適化にも貢献する。
同社の高い音声技術を背景にしたAIオペレータの“会話力”にも定評がある。音声認識率はチューニングなしで88.4%に達している(同社調べ)。姓名辞書や企業独自の用語辞書などを用意すれば、94%(同)まで実現可能という。また、AIオペレータは、声色の異なる7タイプを用意。話すスピードや、声の高低なども調整できるなど、導入企業のイメージや業務特性に合わせたタイプを選択できる。
すでに、金融(カード、保険)、通信、通販、小売り、サービスなど、幅広い業界で利用されている。例えば、ある通販企業ではあふれ呼の一次対応に活用。AIオペレータが氏名や電話番号など必要事項を聞き取り、有人オペレータがコールバックする。プッシュ操作が不要なため離脱を抑えられ、登録率80%を達成した(図2)。また、あるクレジットカード会社では督促業務を自動化。コストを2分の1、通話時間を3分の1に抑えつつ、有人対応と同水準の入金率を実現している(図3)。
図2 通販業界事例──あふれ呼の一次対応=スナッチ対応
図3 金融業界事例──督促業務における評価
音声認識率は、いかなる技術・ソリューションにおいても「100%」は実現不可能だ。このため、認識結果を人が補正する必要がある。commuboでは、この機能をオプションで補完する(図4)。
図4 「commubo」──認識補正ツール
事業者(ユーザー企業)が補正する「会話データ管理支援ツール」は、通話テキストと音声を一覧で確認、修正できるワークフロー機能だ。また通話者が補正する「セルフエディットページ」は、通話後にSMSを送信し通話内容の確認を顧客に依頼、必要に応じて顧客自身が補正する。これにより高精度な運用を実現する。
導入実績の中から、導入効果の高い業務を切り出した業務特化型のcommuboも提供する。その第1弾が督促業務に特化した「ぺリマ(ペイメント・リマインダーコール)」だ。あらかじめコールフローが設定されており、企業名と支払期日を登録するだけで督促業務を開始(図5)。導入スケジュールでは、Web問い合わせから申込書類の提出、初期設定まで含めて最短5営業日で利用開始できる。
図5 「ぺリマ」──会話フローと取得できる情報
「督促業務はオペレータにとって心的負担が大きく、離職率も高めです。これを自動化することで、架電時間の省力化だけでなくストレスからも開放されます。オペレータは、より生産的な業務に就くことができ、センター運営の高度化が可能です」と、髙須社長は副次効果を説明する。
再び、厳しい採用難を迎えるコールセンター業界にとって、人材確保は大きな課題だ。人に代わる業務を高い水準で補う同社のボイスボットソリューションは、コールセンターの課題解決を期待できるツールといえる。
お問い合わせ先 |
株式会社ソフトフロントジャパン |
2023年06月22日 09時00分 公開
2023年06月22日 09時00分 更新
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