
タクシーは、仕事に観光にと、利用される目的はさまざま。
日本交通 新木場営業所でタクシーに乗務する中川大輔さんは、その役割について、「タクシーは、社会インフラのひとつだと思っています。ですから、頼っていただける存在でありたい。その気持ちを胸に仕事をしています」と話す。
中川さんは約1年半前、この仕事を選んだ。「(同営業所の)友人に勧められ、接客の好きな自分に向いている」と思ったと言う。それまでの仕事でも、運転する機会は多く、道にも詳しかった。
しかし、タクシーは“走れればいい”仕事ではない。「安全と接遇、その両方が求められます。どちらも、お客様に向き合うことにつながると思います」。
だからこそ、営業所を出る前の車両点検をとても慎重に行う。そして、乗車時の大切な仕事道具(写真左上)も携帯する。接遇の高さと、運転技術の確かさを評価する、同社の品質グランプリ受賞者のみがつけられる特別な名札、必要なときにレシートをきれいに切るためのハサミ、何度も読み込んでいる乗務員マニュアルなど。「準備ができていると、予期せぬ事態が起きても、落ち着いて対応できるものです」と中川さん。
中川さんは接客をはじめる際に、乗車してきた客の様子を観察する。
「座席に座り、すぐスマートフォンを触る方は、静かに過ごしたいのかもしれない。こちらに話しかけてくださる方なら、会話を広げてみます。最初の数分で“車内の空気”が決まりますね」。
会員限定2026年03月20日 00時00分 公開
2026年03月20日 00時00分 更新
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