ワインショップ・エノテカ 山﨑 大地 さん

2025年2月号 <サービスのプロに聞く>

山﨑 大地 さん

ワインショップ・エノテカ
大阪店・グランフロント大阪店
店長
山﨑 大地 さん

2010年、エノテカに新入社員として入社。京都髙島屋店に配属後、関西の複数店舗でショップスタッフを経験。15年、大阪店の副店長を経て18年、店長に昇格。その後は東京都内の複数店舗でも店長を歴任。現在は、大阪店・グランフロント大阪店の店長を兼任し店舗運営から育成まで行う。

「寄り添いつつも適度な距離感」を大事に
“トップ接客”に学ぶ顧客対応の秘訣

 ワインショップ・エノテカ 大阪店・グランフロント大阪店の2店舗で店長を務める山﨑大地さんは、2024年「エノテカ・グッドサービス・コンテスト」のグランプリ(グラン・コンシェルジュ)に輝いた。コンテストは、社員の接客力と専門性の向上を目的にエノテカが21年から開催。例年、100名を超える応募がある。筆記や実技、“推しワイン”のプレゼンテーションと、最終審査への道のりは険しい。

 その頂点に輝いた山﨑さんには、顧客を笑顔にするとっておきの“技”がある。ここぞという時に、「子持ちししゃもと白ワインをそのまま合わせたら、本当に合いませんでした。魚卵の臭みが出て、非常にししゃもが苦くなり、ワインの風味がすべて飛びます。絶対にマネしないでくださいね!」と、失敗談を披露。顧客を笑顔に変えてしまう。

 これには、山﨑さんの「究極のコミュニケーションは笑顔」という持論が関係する。学生時代から接客業に通算20年近く携わり、「人を笑わせることは、なかなか大変。笑うとは、警戒心を解くことだからです。しかし、一度笑ってもらえると、そこから話が弾みだします」と述べる。

 そして、失敗談を話すのは、「ワインのプロのソムリエも、シンプルな失敗をすると知れば、お客様の心のハードルが下がり、笑顔も生まれやすい。会話が弾みやすくなるだけでなく、私やワインに親しみを感じていただきたいのです」と思いを語る。

 そんな山﨑さんは、接客時間を約10分に設定している。

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会員限定2025年01月20日 00時00分 公開

2025年01月20日 00時00分 更新

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