コールセンター新入社員の心を育てる 6つのヒント 第3回

2026年2月号 <コールセンター新入社員の心を育てる 6つのヒント>

松下公子

実践編

第3回

怒りの感情を受け止め自分を守る
クレーム対応に必要な「心の構え」

コールセンターで働く新人が、最初に大きな壁として直面するのが「クレーム対応」だ。マニュアル通りに話しているはずなのに、相手の声は荒くなり、言葉は鋭さを増していく──電話を切ったあと、手が震えたり、胸が苦しくなる新人も少なくない。クレーム対応に必要なのは、話し方のテクニック以前に「心の構え」だ。新入社員に必要な心構えを解説する。

PROFILE
STORY 代表取締役
STORYアナウンススクール 代表
松下公子
1973年茨城県鹿嶋市生まれ。佐渡島のケーブルテレビ、愛媛朝日テレビ、ラジオNIKKEI、メーテレと4局でアナウンサーを経験。2019年、STORYを設立。たった1人、たった1社に選ばれる話し方、伝え方を指導している。

 新人がクレームを怖いと感じる最大の理由は、「自分が責められている」「自分自身を否定されている」と、無意識に受け止めてしまうからです。

 しかし実際には、多くのクレームはオペレータ個人に向けられたものではありません。お客様は、不満や不安、期待が裏切られた悔しさなど、行き場のない感情を外に出したい状態なのです。

 ここで大切なのは、「怒り=攻撃」と捉えるのではなく、「怒り=感情の放出」と理解することです。

 この視点を持つだけで、新人の心の負担は大きく変わります。

 「受け止めなければ」と身構えるのではなく、「今、この方は感情を吐き出している最中なのだ」と一歩引いて捉える。それが、自分を守る第一歩になります。

新人が陥りやすい「3つの誤解」

 クレーム対応がつらくなる背景には、新人特有の誤解があります。

このコンテンツは会員限定です。
限定コンテンツを見るには無料会員登録が必要です。

お申込み

会員限定2026年01月20日 00時00分 公開

2026年01月20日 00時00分 更新

おすすめ記事

その他の新着記事

  • スーパーバナー(P&Wソリューションズ)

●コールセンター用語集(マネジメント編)

●コールセンター用語集(ITソリューション編)

記事検索 

購読のご案内

月刊コールセンタージャパン

定期購読お申込み バックナンバー購入