実践編
第2回
早期離職は、自己肯定感を育むことで避けられる。「自分はこの仕事に向いていない」「自分はダメだ」といった自己否定に陥っている新人には、「存在の承認 → 過程の承認 → 自己効力感の向上」というステップで自己肯定感を育み、思い込みをほぐすことが必要だ。困難に直面した際の回復力(レジリエンス)も高める自己肯定感の育て方を解説する。
コールセンターの仕事は、マニュアル通りにいかないやり取りの連続です。クレーム、突発的な要望、沈黙、怒号──。声だけで相手の感情を受け取り、想像し、言葉を選び、瞬時に動く。経験値が少ない新人ほど、「正解が見えない世界」に放り込まれたような不安を抱えています。
そんな新人たちが心を折る前に、私たちができること。それが自己肯定感を育てる関わり方です。
心理学では、自己肯定感(self-esteem)は「ありのままの自分を受け入れられる感覚」と定義されています。ミシガン大学の心理学者ロバート・サバスティン氏は、「自己肯定感の高い人は、困難に直面した際の回復力(レジリエンス)が高い」と述べています。
会員限定2025年12月20日 00時00分 公開
2025年12月20日 00時00分 更新