コールセンター新入社員の心を育てる 6つのヒント 第1回

2025年12月号 <コールセンター新入社員の心を育てる 6つのヒント>

松下公子

実践編

第1回新連載

なぜ『マインドセット』が必要か
スキルより先に育てたい「心の土台」

コールセンターでは、新入社員の定着や育成が現場の重要課題となっている。長期活躍を前提とする場合、スキルやマニュアルの教育だけでは不十分であり、「心の土台」=マインドセットの育成が欠かせない。本連載では、現場で働く新人の「声」「心」「向き合い方」にフォーカスし、教育担当者や新人本人が実践できるヒントを6回にわたって解説する。

PROFILE
STORY 代表取締役
STORYアナウンススクール 代表
松下公子
1973年茨城県鹿嶋市生まれ。佐渡島のケーブルテレビ、愛媛朝日テレビ、ラジオNIKKEI、メーテレと4局でアナウンサーを経験。2019年、STORYを設立。たった1人、たった1社に選ばれる話し方、伝え方を指導している。

 新人が自信を失わず、成長しながら仕事を続けていくには、何が必要だろうか。筆者は、以下の5つの関わりがとても効果的だと感じている。

1. 技術に心のエンジンを載せる〈承認・傾聴・成長志向〉

 筆者は元テレビ朝日系列のアナウンサーだった。新人時代は生放送で緊張してしどろもどろになったり、原稿を噛んだりして、冷や汗をかいた時もあった。それでも辞めずに続けられたのは、「失敗しても価値は下がらない」と励ましてくれる先輩がいたからだ。新人離職のマインド面の要因は「自分には無理、できない」といった自己否定部分が多い。だからこそ〈承認・傾聴・成長志向〉の3要素で心を支えることが重要だ。

・小さな成功をその場で認める
・話をさえぎらずに聴き切る
・失敗を「伸びしろ」として扱う

 この3つの関わりがループすることで、自己肯定感が育ち、学びへの意欲が自走し始める。

2. 安心感をつくる四拍子〈共感→承認→伴走→未来〉

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会員限定2025年11月20日 00時00分 公開

2025年11月20日 00時00分 更新

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