現場を守り、優良顧客を守る 「カスハラ対応」の極意 第3回

2025年1月号 <現場を守り、優良顧客を守る 「カスハラ対応」の極意>

齊木茂人

実践編

第3回

事例検証(1)
個人への中傷、同じ話の繰り返し
「中止」ではなく「中断」するための方策

今回から、具体的なコールセンター/お客様相談室におけるカスタマーハラスメント事例をもとに、その対応手法などを検証する。今回は、家電メーカーのコールセンターにおける長時間および暴言対応だ。冒頭から理性を欠いた暴言を繰り返す顧客に対し、オペレータはどのように対処し、マネジメントはどのように支援するのか。5つのポイントをあげる。

PROFILE
公益社団法人消費者関連専門家会議(ACAP)
専務理事
齊木茂人
食品企業にて10年間消費者対応部門責任者を務める。2020年独立開業。14年間で3,000件以上の苦情対応やカスハラ対策を実践。食品、訪問看護、化粧品、流通、ホテル、公共サービス関連向けなどの研修を多数実施。

 今回の登場人物は次の通り。

 30代女性のお客様Aさん、40代女性の入社5年目のオペレータBさん、家電メーカー担当社員の上司Cさん。洗濯機の故障に関するトラブルシューティング案件だ。

■顛末

 電話の冒頭から、Aさんは怒りを露わにし、自分が悪いのではなく、製品そのものに問題があると主張した。「3年で壊れるなんてありえません! こんなこと初めてよ!」と興奮した様子で言い、Bさんに強いプレッシャーをかけてきた。

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会員限定2024年12月20日 00時00分 公開

2024年12月20日 00時00分 更新

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