パーソルグループは、BPO領域のグループシナジーを最大化するため、パーソルテンプスタッフのBPO事業および、パーソルワークスデザインを統合し、新会社パーソルビジネスプロセスデザイン(東京都江東区、市村和幸代表取締役社長)を設立した。新会社は2024年10月1日、事業開始する。
統合および事業再編によって、人材派遣ビジネスで培った顧客基盤を活かしながら、さらなる成長を目指す。
具体的には、パーソルワークスデザインが実践してきたKCS(ナレッジセンタードサービス:ナレッジマネジメントの方法論のひとつ)をはじめ各社が蓄積したノウハウを統合し、提供するサービスの高度化、サービスラインナップの拡充を図る。
提供するサービスは、(1)BPO事業、(2)CX事業(コンタクトセンター)、(3)コンサルティング事業、(4)BPaaS・プロダクト事業の4領域にわたる。
業務変革や人材のリスキリングも積極的に進める。例えばコンタクトセンターでは、オペレータが問い合わせに対応するだけではなく、蓄積したデータをセルフサポートなどに活かす役割へとシフトさせる。また、生成AIを活用した顧客対応業務の自動化も積極的に提案する予定。
統合により、顧客基盤は1900社、人材1万8000人、売上規模は約1000億円となる。将来的には、顧客数1万社以上、従業員約5万人規模を目指す。
2024年09月26日 11時34分 公開
2024年09月26日 11時34分 更新