座談会 <トップオペレータの秘訣>
「高評価を受けるオペレータ」の経験やスキルの共有は、すべてのマネジメントにとっての理想だ。社内外のコンテストで実績のある、3社のトップオペレータが、“コールセンターのお仕事”の魅力から、仕事への姿勢や考え方、今後のキャリア設計について議論した。
<出席者>(順不同)
<モデレータ>
大西 各社で高い評価を受ける“トップオペレータ”の方々にお集まりいただきました。皆さん、社内外の応対コンテストでも優秀な成績を収めています。まずは自己紹介と、コンタクトセンターで働く魅力をお聞かせください。
橋本 大同生命保険のコールセンター(熊本)で、コミュニケータ(オペレータの呼称)とSVを経て、昨年より研修を担当する研修スペシャリストを務めています。複数社でオペレータを経験して、今はこの仕事を“天職”だと思っています。私は少し高い声にコンプレックスを持っていましたが、お客様や社内の方から「えぇ声やな」とほめられるなど、自分の思わぬ強みが発見できた場です。
綾部 JCBトラベルで、JCBプレミアムカード会員様向けコンシュルジュデスクのコミュニケータへの指導を行っています。応対品質向上が主なミッションです。私もコミュニケータやSVを経験しています。前職は、航空会社の国内線・国際線の予約部門で、コミュニケータやSVをしていました。橋本さんと同じく、声に苦手意識を持っていましたが、それを克服できた成功体験が、今につながっています。(JCBトラベルの)コンシュルジュデスクの、コンサルティング要素が強い点に魅力を感じています。コミュニケータの提案次第で、お客様の選択肢が無数に広がり喜んでいただける点が醍醐味です。
富田 ジャパネットコミュニケーションズで、SVを経て新人育成に従事しています。入社して間もない新人社員への受注研修の講師です。この仕事に魅力を感じたのは、子育てと仕事を両立しながらでも業務のスキルを磨き、ポジションを確立できると気づいたことが大きいです。“究極の接客業”と思っているほど、この仕事には価値があると思います。声だけのコミュニケーションだからこそ、声の表情を磨くことで、対面接客とは異なる顧客満足をもたらすことに手ごたえを感じています。
会員限定2024年04月20日 00時00分 公開
2024年04月20日 00時00分 更新