2023年6月号 <第2特集>

時給/月給調査2023

第2特集扉

全国採用時
時給/月給調査2023

全国平均時給は3年で100円超の増加
「コロナ前」より厳しい採用事情

感染症流行が収束の兆しを見せ、経済が回復するとともに深刻さを増しているのが採用難だ。編集部が毎年実施している「全国採用時時給/月給調査」の結果をもとに、アフターコロナの採用状況を検証する。「時給を上げても確保できない」と口を揃えるインハウス、アウトソーサー各社が取り組む人材確保の施策と、中長期の展望を聞いた。

 採用難を受けて、時給の高騰は顕著だ。編集部が2023年1月〜3月に実施した全国採用時時給調査では、全国すべてのエリアで平均時給が上昇した()。

 時給高騰だけでなく、募集回数が嵩むことで採用費全体も上昇している。BPOのキューアンドエーで全拠点の採用を統括している、オペレーション事業企画室 オペレーション企画採用グループ長の新井健之氏は、「他業種の採用活動が活発になったことで、採用しても辞退されることが増え、採用費は前年度比1.25倍になっています」と話す。

 コストをかけてもなお採用が厳しいことから、給与面以外の訴求も強め、人材確保を図る企業が増えている。求職者の価値観が多様化していることを受け、募集媒体によるアピールも多様性が増している。従来は、「誰でもできるお仕事」「服装自由」という記載が目立っていたが、どのような問い合わせを受け付けるか、どのようなデータを入力するかなど、業務内容を細かく明示したり、顧客からの感謝の言葉を得られるなど、やりがいをアピールする求人広告が目立つ。

 働きやすさのアピールでとくに目を引くのは、在宅勤務制度だ。調査でも、在宅勤務が選べることを訴求する募集案件は、1449件中52件あった。

 営業の非対面化が進んだ結果、インサイドセールスの募集案件も増えている。カスタマーサクセスやインサイドセールスは、経験やスキルなどに差が出やすい領域であるとともに、転職を重ねるジョブホッパーが多いことも特徴だ。採用のミスマッチの防止と人材の定着が課題となっている。

図 エリアごとの採用時時給

図 エリアごとの採用時時給

※画像をクリックして拡大できます

 

2024年01月31日 18時11分 公開

2023年05月20日 00時00分 更新

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