メディアサービス(東京都豊島区、持山宗治代表取締役社長)は、メディアリンク(東京都港区、松本淳志代表取締役)が提供するAI型ボイスボット『AItoVoice(アイトボイス)』とAI型チャットボット『AItoChat(アイトチャット)』を導入した。AIによる自動応答とWebフォームへの誘導を組み合わせることで、月間約500件の電話対応削減と受電漏れの解消を実現した。
メディアサービスは、ブロードバンドや電力事業の取り次ぎなどのほか、ポケット型Wi-Fiサービスのサポート窓口を運営している。限られた人員での電話対応が課題となっており、受電漏れによる苦情が営業部門に波及するなど、対応体制の改善が求められていた。
導入ステップとして、まずはIVR(自動音声応答)で顧客の問い合わせ内容を蓄積し、そのデータをAItoVoiceに反映することで一次対応を自動化。1日あたり約30件あった電話対応を10件程度まで削減した。また、Webフォームへの誘導により電話でのヒアリング業務を削減し、顧客と同社双方の時間を節約。さらに、AIチャットボットの導入により、顧客の自己解決率も向上している。
同社は今後、問い合わせ途中からの離脱ユーザーを自動検知して通知する仕組みの導入や、AIメール自動生成システム『AItoMail』の採用を進める予定。
2025年11月05日 12時10分 公開
2025年11月05日 12時10分 更新