パーソルコミュニケーションサービス 軽井 宏直 氏

2025年8月号 <キーパーソン>

ITサポートで日本一を目指す
「席数×稼働数」ビジネスから脱却図る

今年初めに、富士通からパーソルビジネスプロセスデザインへの株式譲渡に伴い誕生した、パーソルコミュニケーションサービス。新たなスタートを切った同社の代表取締役社長を務める軽井宏直氏に、経営統合の背景からシナジー、今後の事業展開、そして人材育成などについて聞いた。

軽井 宏直 氏
パーソルコミュニケーションサービス
代表取締役社長
軽井 宏直
Karui Hironao
PROFILE
2001年テンプスタッフ(現パーソルテンプスタッフ)入社。23年4月、旧パーソルワークスデザイン代表取締役社長就任。24年10月、パーソルビジネスプロセスデザイン執行役員に就任の後、25年2月パーソルコミュニケーションサービス代表取締役社長に就任。

──経営統合の背景と狙いをお聞かせください。

軽井 パーソルビジネスプロセスデザインは、ITサポート領域で日本一を目指しています。そのため、旧富士通コミュニケーションサービスの強みである“IT系サポート力”には、以前から注目していました。私は2023年にパーソルワークスデザインの社長に就任。翌年10月にはパーソルビジネスプロセスデザインと統合し、新たな付加価値創出を図りました。その中で、富士通コミュニケーションサービスとの経営統合の話が持ち上がり、仲間になってほしいと尽力してきました。パーソルグループが“仕組みで解決する”を得意とする一方、富士通コミュニケーションサービスは個々の担当者の高い知識と経験、そして法人向けサポートのノウハウを豊富に蓄積しています。両社が合わされば、真の意味で日本一を目指すことができると思います。

──統合によるシナジー効果は。

軽井 統合によって約1万席規模となり、全国を網羅でき、稼働率の向上も期待できます。そして、パーソルビジネスプロセスデザインの“仕組みで解決する力”と、パーソルコミュニケーションサービスの“個々人の高いIT系サポート力”による、新たなサービスの創出です。例えば、ヘルプデスクに加え、ITサポートと専門知識を組み合わせた24時間365日の監視業務など、より高度なマネージドサービスも提供可能と考えます。

──事業展開や人材育成は。

軽井 これまでの「席数×稼働数」というビジネスモデルから、「データを駆使するビジネス」への変革を目指します。蓄積した「履歴」をはじめとするデータに価値を見出し、これらを加工してクライアントに還元する。コスト削減や、売り上げ向上につながるよう、マネタイズを目指します。ITサポート企業にとって、データ活用が他社との差別化になると確信しています。労働人口の減少は深刻な課題です。生成AIなどのデジタルツールによる応対の自動化を加速させつつ、複雑な業務やコンサルティングは人が担う。そのための育成に注力します。今後も、BPOは再編が進むでしょう。当社はITサポート分野でのトッププレイヤーを目指す構えです。

──今後の展望は。

軽井 クライアントに、提供可能なデータの価値を理解していただくことと、そのマネタイズモデルの確立が課題です。また、各々の拠点の再編も早急に進め、最適化を目指します。在宅勤務のインフラ整備も進めており、人材不足の解消にもつなげたい。BPOマーケットはまだ伸びしろがあります。今後もサービスメニューを増やし、常に進化を続けます。

2025年07月20日 00時00分 公開

2025年07月20日 00時00分 更新

BPO

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