IT

オリエントコーポレーション(オリコ)

2025年7月号 <ITの選び方&使い方>

オリエントコーポレーション(オリコ)

応対デジタル化、最初の挑戦
「督促」を生成AIチャットボットが代行

POINTSイメージ

今月のPOINTS!

システム概要
信販会社大手のオリコは、顧客体験の価値向上や労働者不足を鑑みて、デジタルチャネルの拡充を検討。債権の初期延滞に対する督促業務に生成AIを搭載したチャットボットを利用するべく実証実験を実施した。導入したのは債権管理・回収に特化した「CE Collection」(クレジットエンジン)の生成AIチャット機能だ。

選び方のポイント
クレジットエンジンが豊富な導入実績を保有することや、要求に対して、迅速なスピードで対応と解決を行うこと。そして、債権回収のプラットフォームに、生成AIチャットボットを実装した開発実績を有していることが、導入の決め手になった。

使い方のポイント
オペレータと同水準の入金交渉が可能かを検証するために、入金約束取得率80%をKPIに設定。また、法令違反やハルシネーション(事実誤認の出力)のリスクを回避できるかどうかも検証。実証にあたっては、督促業務にあたるオペレータが顧客役として試行し、その結果を生成AIのプロンプトに反映させている。

 信販会社大手のオリエントコーポレーション(以下、オリコ)は、ショッピングクレジットやクレジットカードなどを手がける。

 個人向けの与信と回収の両面において、豊富な知見と実績を持つ。

 クレジット利用者に対し、“好きなときに、好きな場所で困りごとを解決したい”というライフスタイルの変化に対応すべく、生成AIを使ったチャットボットの実証実験(PoC)を実施した。

 実施期間は、2025年2月21日〜3月31日で、カード・オートローンの債権の初期延滞(支払期日から1カ月以内)の督促業務に生成AIを搭載したチャットボット利用した()。

図 PoCの実施概要
図 PoCの実施概要

 

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会員限定2025年06月20日 00時00分 公開

2025年06月20日 00時00分 更新

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