TVer(東京都港区、若生伸子代表取締役社長)は2025年5月14日、カスタマーサポート部門に、カラクリ(東京都中央区、小田志門代表取締役CEO)が提供するオペレータ支援AIエージェント「KARAKURI assist(カラクリアシスト)」を導入した。
TVerは同年1月に月間ユーザー数4120万ユニークブラウザを達成するなど急速に成長している一方、問い合わせ対応の属人化やナレッジ管理の分散、対応品質のバラつきなどが課題となっていた。このため、AIを活用してカスタマーサポート品質の向上と効率化を図る目的で同サービスを採用した。
「KARAKURI assist」は生成AIを活用したナレッジ管理・検索ツールで、あいまい検索やタグ検索などの高度な検索機能を備える。オペレータは過去の対応事例を迅速に参照でき、ショートカットキーを活用して対応時間の短縮も実現。導入後約1〜2か月で、案内ミスがゼロになるなどの成果を得ている。
TVer担当者は、ナレッジ検索性の向上により問い合わせ対応が迅速かつ正確になり、エスカレーション削減にもつながると評価。今後はさらに顧客の声を的確に収集・分析し、サービス改善へとつなげていく方針を示した。
2025年06月05日 16時26分 公開
2025年06月05日 16時26分 更新