ビービット(本社:東京都千代田区、遠藤 直紀代表取締役)は、ユーザー行動分析・UX改善SaaSソリューションの「USERGRAM(ユーザグラム)」に、生成AIがユーザーの行動データを基にした定性分析をサポートする新機能「ユーザ分析AI GRAM君」のクローズドベータ版を2025年1月を目途にリリースする。
あらゆるサービスがデジタル化した現在、さまざまな顧客接点から得られる膨大なデータの活用が企業の競争力を左右する。ビービットは、サイト流入数などから課題発生箇所の発見や施策の効果検証を行う「定量分析」と、実際のユーザー行動から課題要因の把握やインサイトを得る「定性分析」の双方の実施が必要という見解(図、クリックして拡大))を示しつつも、「定量分析は実施できている一方で、定性分析ができている企業は非常にまれ」と指摘。結果的に、多くの企業で次のような課題が顕在化している。
●定量分析は実施できているが、定性分析を行える人材がおらず、勘や経験によって施策実行の判断をしてしまっている
●定性分析の経験が豊富なUX人材を採用したくても、市場に人材がいない
●社内の人材を育成したいが、そもそもどのようなスキルが必要なのかわからない
●他の業務で工数が逼迫し、時間のかかる定性分析に時間が割けない
ビービットは、UX専門のコンサルタントによるユーザー調査・UX設計に加え、定量・定性の両観点からの行動データ分析を支援するSaaS「USERGRAM(ユーザグラム)」を提供。これまでの導入実績を基に、内製化のトレンドに合わせ、商品・サービスのUX改善を最低限の負荷で行えるように「USERGRAM」のAI機能を強化した。
具体的には、USERGRAMで計測した個別ユーザーの行動データの解釈やインサイト抽出を生成AIがサポートする。USERGRAMでは、オン/オフラインを横断したサービス上の1人ひとりのユーザー行動を時系列で可視化するが、それらの行動データを生成AIが分析し、当該ユーザーの行動の特徴・関心・課題などを提示。従来の手法でコンバージョンに手間取ったユーザーなど、分析対象を絞り込んだ上で活用することで、より効率的なインサイトを得ることが可能となる(図はクリックして拡大)。
2024年12月19日 15時48分 公開
2024年12月19日 15時48分 更新