SparkPlusと電算システム、AIエージェント領域で協業開始

SparkPlus(東京都文京区、本田純平代表取締役社長)と電算システム(岐阜県岐阜市、高橋譲太代表取締役社長執行役員)は、企業の現場業務に根差したAIエージェントの共創および導入伴走で協業を開始した。

 


SparkPlusは、特殊帳票や図表を含む資料の検索・読解に強いマルチモーダルRAG(Retrieval-Augmented Generation)基盤『ORION』を中核に、設計レビュープロセスの自動化や全社情報検索エージェントなどを提供する。

電算システムは、 Google Cloud / Google Workspace をはじめ、クラウド・データ分析・業務インテグレーションにおいて、基盤構築から運用・定着化まで伴走できる体制を強みとする。

両社は協業により、「データ基盤の整備」から、「社内情報の横断検索と洞察提示」、「ERPや現場システムと接続したエージェントによるタスク実行」までを一気通貫で支援するAIソリューションを共同で提供する。

まずは製造業(設計、品質・生産)とコールセンター領域にフォーカスし、社内向け勉強会(10月下旬)、共催セミナー(11月中旬予定)、共同マーケティングを展開していく。12月以降、共同PoC/先行導入の拡大、業界別テンプレート提供を予定。


具体的な提供メニューは、以下。


製造業向け:設計・品質領域のAIエージェント
過去の設計変更・不具合情報などからリスク抽出・論点提示を自動化。検討資料の自動ドラフト、根拠リンク提示、監査対応ログ出力に対応する。


全社情報横断検索(マルチモーダルRAG)
PDFや図面、表、画像を含む社内文書を横断検索し、根拠付きで回答・要約する。BigQuery などの構造化データと突合して「なぜ」まで踏み込んだ示唆を提示する。


コンタクトセンター支援
ナレッジ探索・回答案生成・要約・モニタリングをエージェント化する。FAQの自動整備や応対品質の定量モニタリングと改善ループを構築する。


データオブザーバビリティ/品質監視
IoT機器などのログ・ETL・ダッシュボードと連動し、異常検知、原因候補抽出、再送/切替などの運用アクションを半自動化する。

2025年10月27日 13時00分 公開

2025年10月27日 13時00分 更新

おすすめ記事

その他の新着記事