コロナ禍では、3密を避けるレジャーとして、釣りの人気が高まった。その後も釣りを趣味にする人は多い。
現在はというと、SNSをきっかけに、釣りに興味を持つ子どもが増えているという。
「釣りがつなぐ笑顔の先へ……」を企業理念に掲げ、釣具店「キャスティング」を展開するワールドスポーツの大西勇斗さんは、この状況について、「釣りのYouTube動画を見て、釣りをはじめてみたくなったお子様と、ご家族での来店が増えています」と語る。
大西さん自身は、父親に教えてもらい、小学4年生のときに初めて釣りをした。そこからは淡水、海など釣りの楽しさにのめり込んでいったという。中でも、「マンガ『スーパーフィッシング グランダー武蔵』をきっかけに、ブラックバス釣りに熱中したのは良い思い出です」と、当時を楽しそうに振り返る。
こうした思い出を持っているからこそ、「小さいお子さんを見ると、釣りをはじめたころを思いだして初心に返ります。少しでも、釣りに親しみを感じてもらえるような接客を心掛けています」と述べる。
しかし、まったく釣りをしたことがない人たちへの接客は、想像力が必要だという。
会員限定2025年03月20日 00時00分 公開
2025年03月20日 00時00分 更新