コラム
第122回
AKB48卒業生の中では前田敦子より大島優子派の、わたちゃんです。朝ドラや大河ドラマでも重要な役を演じているし、民放ドラマでもその存在感が光っています。やっぱり、彼女の演技力と多彩な表現力には目を見張るものがありますね。
ジョブローテーションとは、社員を育成するために戦略的に複数の職務を経験させる人事異動や配置転換を行う制度です。これは、社員が多様な部署での経験を積むことで、異なる視点や広範な知識を身につけることを目的としています。これにより、社員は多角的な視野を養い、組織全体に対する理解を深めることができます。また、適応力や柔軟な対応力が向上し、どのような環境でも成果を出せる人材へと成長することが期待されます。ジョブローテーションは、とくに将来の幹部候補を育成する手段として効果的であり、組織全体を俯瞰する能力の向上にも寄与します。
さらに、ジョブローテーションは社員に新たなスキルや知識を獲得させる絶好の機会です。異なる職務に就くことで、特定の部門に限定されない幅広いスキルセットを習得することができ、組織における不可欠な存在としての地位を確立することが可能です。これにより、将来的に管理職やリーダーとしての役割を担う際に、部門横断的な視点や幅広い経験を生かして、大きな貢献をすることが期待されます。
AKB48グループでも、実はジョブローテーションに似た戦略が取り入れられています。新たなメンバーがグループ内の別ユニットに移籍したり、他のチームの公演に出演したりすることで、異なる視点やスキルを持つ機会を提供し、グループ全体のパフォーマンスを向上させています。このような取り組みによって、ファンに新しい魅力を見せることができ、各メンバーの成長を促しています。ビジネスにおけるジョブローテーションも、同様に組織全体のパフォーマンス向上や個々のスキル育成を目的としています。
ただし、ジョブローテーションには注意が必要です。自分が成長のために異動していると思っていても、実際には左遷やたらいまわしの一環である可能性もあります。とくに頻繁な異動を経験している場合、それが単なる押し付け人事であることも考えられます。そのため、自分の役割や異動の背景を冷静に見極め、組織の意図を理解することが重要です。
ということで、異動が激しい方は、いわゆる「ヘビーローテーション」ですが、「I want you!」でも「I need you!」ではないこともありますので、過剰な期待は禁物です。「おっ、ついに俺も赤じゅうたんに乗ったか!」なんて楽天的に考えていると、その先がまさかの姥捨て山だった、なんてこともありますので、要注意です。
ただ、大島優子には映画スターとして赤じゅうたんを歩き続けてほしいな。
2025年03月20日 00時00分 公開
2025年03月20日 00時00分 更新