コラム
第2回
電話応対やプレゼン、営業、交渉──多くのビジネスシーンで使われるのが「声」です。とくに電話応対業務はずっと声を使ってのお仕事になります。
このため、日頃から、のどのケアは非常に大切です。
今回は、耳鼻咽喉科の専門医から教わった効果的な声のケアを5つ紹介します。
①必須!のどの保湿
声の元となる声帯(のどを触って「あーー」と声を出すと震える場所)は、1cmくらいの小さな粘膜(筋肉みたいなもの)です。この声帯が乾燥するとうまく振動できなくなってしまい、傷がつきやすくなってしまいます。加湿器を使用して部屋の加湿をしたり、湯気がでる飲み物で湯気をすったり、吸入器でのどを潤すことが有効だとのこと。よく水分も取ることですが、うがいや、マスクの着用も、のどの加湿には効果的なのだそうです。
②タバコは論外
私も4万人以上の人の声を聞いてトレーニングしてきましたが、ヘビースモーカーや若い頃にめちゃくちゃタバコを吸ってきた女性の声は、聞くだけで分かります。老化がかなり激しくなるため、正しい発声でも、声質がガラガラになってしまう方も少なくありません。商売道具を大切にするには、タバコはNGです。
③常に正しい腹式の発声で!
小さな声もいい声で話すこと。日本人は、腹式で話さない人が多く、ささやき声で間違った喉声を出しつづける、長時間その声を出し続けているとポリープができたり、喉が痛くなるのです。のどを酷使すると、声帯やその周囲の組織がダメージを受け、喉を痛めてしまいます。普段から正しく発声することだそうです。
④うがいをする
うがいは、やはり王道で効果があるとのこと。喉や口の粘膜に付着した細菌やウイルスなどを口の中から洗い流し、感染を予防することができます。喉は乾燥することによって細菌やウイルスが侵入しやするなるため、うがいは、喉を潤すこともできるので、風邪や感染症の予防にもなります。ただし、やりすぎは良くないので、うがい薬は用量を守ることが重要です。
⑤のど飴も効果がある!
声のケアにのど飴もよいそうです。年末、私は喉をやられてしまい、妊娠中は、トローチや薬が飲めないということで、のど飴を薦められました。飴をなめることで唾液の分泌が促進され、喉の炎症が和らぐとのこと。ちなみに私が個人的に愛用しているのは、日本プロポリスのプロポリスのど飴です。ブラジルから原材料を仕入れて、自社工場で加工しており、舐めた時にじわっと効く感じがします。味も美味しく健康にもよいので、喉の調子が悪いときには舐めています。
声のケアは声の老化防止にもつながるとのことです。日頃から声を使う皆様は、ぜひ参考にしてくださいませ!
2025年03月20日 00時00分 公開
2025年03月20日 00時00分 更新