デジタルマーケティング支援事業などを行うトライベック(東京都港区、後藤 洋代表取締役社長)は2024年12月、「Webユーザビリティランキング2025<企業サイト(PC)編>」を発表した。
同ランキングは15業界、主要企業150社の企業Webサイトを対象に、ユーザビリティ品質をトライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを用いた5つの評価軸(「A.アクセス性」、「B.サイト全体の明快性」、「C.ナビゲーションの使いやすさ」、「D.コンテンツの適切性」、「E.ヘルプ・安全性」)を基にスコア化、100点満点で評価したもの。
1位は2年連続でJ:COM。対象企業全体でのスコア平均が昨年比で1.92ポイント上昇していることや、三越伊勢丹ホールディングスをはじめとする、サイトリニューアルを背景に大幅にスコアを上げる企業が目立つ結果となった(表)。
Webユーザビリティランキング2025<企業サイト(PC)編>トップ10 (出典:トライベック)
なお、同社はその年の傾向や各社の取り組みの実態を明らかにしており、今年度の各社の傾向については、次のように推察している。
(1)「ユーザーニーズに沿った情報掲載や回遊性を高める工夫」がスコアアップに寄与
<具体例>
・トップページにおける一覧性の高いページ構成
・企業メッセージや自社の取り組み情報の発信
・リンクデザインやオンマウス時のホバー効果(視覚的な変化)の統一
・ページレイアウトの一貫性
(2)だれでもWebサイトを利用できるよう、環境整備の一環とした「アクセシビリティへの配慮の増加」
<具体的な評価項目>
・文字と背景色のコントラスト比の確保
・フォントサイズの確保
・テキストの拡大表示を問題なく行える
・自動でスライドするカルーセルを一時停止できる
同ランキングの結果一覧はこちら
https://brand.tribeck.jp/usability/
2025年03月14日 16時20分 公開
2025年03月14日 16時20分 更新