ハイエンドオフィスビルやシェアオフィスの企画・運営を手掛けるReqree(大阪府大阪市、髙室直樹代表取締役)は、入居者からの問い合わせ管理にコミュニケーションプラットフォーム『Re:lation』を導入した。拠点ごとの対応状況を可視化し、シフト制勤務における引き継ぎ漏れの防止と対応品質の標準化を図る。
同社はこれまで、拠点ごとの問い合わせ対応をGmailで行っていた。しかしメールでのやり取りは対応状況が担当者個人に留まりやすく、返信の遅れや対応漏れが生じる懸念があった。加えて現場はシフト制のため、過去の対応履歴や進捗を交代のたびに引き継ぐ仕組みや、チーム全体で状況を把握できる体制の整備が課題となっていた。
そこで同社は、対応状況をリアルタイムに共有できるツールとして『Re:lation』を採用。同ツールは、インゲージ(大阪府大阪市、和田哲也代表取締役社長)が提供するコミュニケーションプラットフォームで、問い合わせごとの対応状況や引き継ぎ事項を一覧で確認できる。複雑な操作を必要としないUIが特徴で、ITツールに不慣れなスタッフでも運用しやすい点が評価された。既に導入していた関連会社からの紹介も、選定を後押ししたという。
運用開始にあたっては運用ルールを整理したうえで、レクチャーやナレッジ共有体制を構築。担当者や対応履歴が明確になったことで、シフト交代時の引き継ぎも円滑になり、対応漏れやミスは大幅に減少した。よくある質問への返信テンプレートや社内連携用タグも整備し、新人でも早期に一人で対応できる体制を整えたことで、教育コストの低減と回答品質の均一化も進んだ。
現場での定着が進んだ結果、新規拠点の開設時にも当初から『Re:lation』を標準ツールとして採用する流れが定着している。同社は今後、メール以外の問い合わせ窓口の一元化や、AIを活用した一次回答の自動化・事務作業の効率化にも取り組み、対応の迅速化と入居者とのコミュニケーションの充実を両立させる方針だ。
2026年08月20日 16時40分 公開
2026年08月20日 16時40分 更新