クレディセゾン

今月のPOINTS!
■システム概要
音声解析AIを搭載したクラウド型IP電話サービス「MiiTel(ミーテル)」。電話・Web会議・対面でのすべての会話を対象に、営業やWeb会議といったビジネスコミュニケーションを解析。対話の可視化によって、オペレーションの最適化とビジネス価値の向上を促す。
■選び方のポイント
テレワーク導入をきっかけにパフォーマンスの可視化を検討。従来、ブラックボックス化していた“成約に至るプロセス”を可視化することで、成功パターンの把握と共有を見据え、MiiTel導入に至ったという。
■使い方のポイント
成約に至った通話を抽出し、共有・分析。成功パターンの把握と、データに基づいた教育を実践。可視化によって自ら課題に気づく機会も創出。自発的な改善で、30%以上パフォーマンスを向上させた例もある。初期教育が1カ月から2週間に短縮。さらに、データドリブンなアプローチでスクリプトを改善するほか、「どのリストが、どれだけ成果を生んだか」といった集計をベースにした、リストの精査も進めている。
クレディセゾンは、法人カードのユーザーを対象としたカスタマーサクセスチームを20席体制で運営している。カード利用の促進や資金繰りに関わる各種商材の提案などを行う、営業的な役割を担う部門だ。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、同社も例外なくテレワーク体制への移行を余儀なくされた。そこで課題となったのが、オペレータの通話環境の整備と、パフォーマンスの把握だ。この課題を解決すべく、音声解析AIを搭載したクラウド型IP電話サービス「MiiTel(ミーテル)」を導入した。
セゾンAMEX事業部カスタマーサクセス担当 課長 塩川寛子氏は、「MiiTelの導入により、通話内容の録音・分析が可能になっただけでなく、従来“感覚”で語られていた営業パフォーマンスが、データとして“見える化”されるようになりました」と説明する。
例えば、話しすぎると成約件数が減ることがわかり、通話の長さを調整する取り組みが進んだ。また、成約に至った通話を抽出し、データドリブンなアプローチでスクリプトを改善。さらに、「どのリストが、どれだけ成果を生んだか」といった集計をベースに、リストの精査も進めた。

会員限定2025年10月20日 00時00分 公開
2025年10月20日 00時00分 更新