目黒区役所は、人事定型業務をアルティウスリンク(東京都渋谷区、那谷雅敏代表取締役社長)に委託した。職員窓口の集約による利便性向上や、繁忙期における給与係一人当たり月10時間の時間外労働の削減を実現した。
目黒区は、持続可能な行政運営を目的に職員数の適正化と業務効率化を推進している。人事課では新たな休暇制度導入や会計年度任用職員の増加により業務量が拡大。繁忙期には給与係の時間外労働が合計150~200時間に達するなど、業務負荷の軽減が課題となっていた。

取り組みの一環として、申請者が複数窓口に問い合わせる従来の仕組みを改め、窓口を一元化。職員の利便性向上と人事課側の工数削減を実現した。さらに、業務フローの最適化やマニュアル化を進めた結果、繁忙期における給与係一人当たりの月間残業時間を約10時間削減。常勤職員2名が本来業務に専念できる体制も整備された。
2025年10月10日 07時00分 公開
2025年10月10日 07時00分 更新