東京ガスiネット(東京都港区、遠藤 陽代表取締役社長執行役員)は2024年12月、東京ガスグループ従業員の業務量削減、EX向上を目的としてServiceNow Japan (東京都港区、鈴木 正敏執行役員社長)のHRサービスデリバリ(HRSD)を正式採用した。東京ガスiネットは、2020年からすでに「IT Service Management(ITSM)」「IT Operations Management(ITOM)」を採用している。
ServiceNowのHRSDは、従業員が必要なサポートやガイダンスを一元化、生産性向上を図るソリューション。AIを活用し、採用から退職までの非効率なプロセスの最適化を実現する。
東京ガス(東京都港区)は、2023年2月に掲げた中期経営計画の3つの主要戦略のうちの1つとして、DXによるビジネスモデル変革を掲げている。その一端を担うのが従業員および業務担当者双方の業務量削減とEX向上で、情報取得から依頼対応までの各フェーズにおけるセルフエントリー、自己解決力向上と処理鑑賞までの完全自動化を図るポータルサイトの整備と捉え、HRSDの採用に至った。2024年3月に構築を開始し、順調に進行しているという。
先行導入されているITSM、ITOMによって、すでにIT運用に関する高度化・自動化、システム構成の可視化・一元管理の仕組みとして多くの効果を上げている。HRSDの採用でさらなるDX化に期待できそうだ。
新ポータルサイトが目指す方向性は概略次の通り。
・ユーザーフレンドリーなUIによるEX向上への寄与
・問い合わせに対する高い自動回答率と、自己解決が困難な場合の迅速なサポート体制の両立
・タスク管理・自動リマインド機能による円滑な業務遂行の促進
・従業員、業務担当者の業務量軽減によるグループ全体の生産性向上への寄与
2024年12月27日 11時48分 公開
2024年12月27日 11時48分 更新