2021年3月号 <サービスのプロに聞く>

成田 かおる さん

<コーナー解説>
店舗など、コールセンター以外を含めた接客やサービスのプロにその心構えやノウハウを聞きます。

体質改善のために「継続」促す
緩く楽しい“会話と提案”

カガエ カンポウ ブティック
日本橋髙島屋S.C.店
店長 登録販売者
成田 かおる さん

Profile

大学卒業後、大手ドラッグストアに入社。登録販売者、調剤薬局事務の資格を取得。転職後に大学病院で3年間、医薬品の販売などを経験したのち、「薬に頼りすぎない生活を送りたい人は多いはず」という思いから東洋医学に惹かれるようになり、2013年に薬日本堂に入社。2019年に日本橋髙島屋S.C.店の店長に着任した。

 体のだるさ、冷え症、食欲不振──西洋医学では、これらの症状だけでは病名がつきにくい。

 一方、東洋医学では、これらの症状は不調のサイン──“未病”と捉えている。原因となる体質そのものを治療するという考え方で、体の「気・血・水」が過不足なく循環する“健康な状態”に近付けることを目指す。漢方は、その方法のひとつだ。

 カウンセリングをもとに漢方薬や和漢アイテムなどを提供するカガエ カンポウ ブティック 日本橋髙島屋S.C.店 店長の成田かおるさんは、「長い間、『良くならない』と諦めていた不調が改善する体験をしてほしい」と思いを語る。

 婦人病や不妊に悩んで来店する顧客も多い。顧客によっては、そのことで落ち込み、過度に不安になっていることもある。成田さんは、「不安ですよね」と気持ちに寄り添いながら、相手の話を遮らず傾聴することを心掛けている。「必ず治る」といった言葉がけはしないが、「(漢方では)体には本来“治す力”が備わっていると考えられているため、それを高めるお手伝いをします」と勇気づける。