2020年10月号 <サービスのプロに聞く>

RYO さん

<コーナー解説>
店舗など、コールセンター以外を含めた接客やサービスのプロにその心構えやノウハウを聞きます。

過去イチかわいく/カッコよくしてやる!
顧客の“アニキ分”になれる自信と愛情

R.O.B LIFE STYLE
オーナー兼美容師
RYO さん

Profile

大学に通いながら、通信制の美容専門学校で資格を取得。4年間、アシスタントの経験を経てスタイリストとしてデビュー。2019年に埼玉県にて「R.O.B LIFE STYLE」を開業した。

 「俺、昔自分に自信がなかったんです」と、R.O.B LIFE STYLEのオーナー兼美容師のRYOさんは語り始めた。しかし、はじめての美容院で人生が変わったという。「こんなにカッコよくなれるんだ」と自信を持ったと同時に、「自分にそう思わせた美容師、カッコいい」と衝撃を受けた。心がはやるまま有名美容院のトップスタイリストを指名し、「どうしたら美容師になれますか?」と質問したRYOさん。「あの日からずっと、人に自信を与えることで相手の人生を良い方向に変えることが、美容師としての目標です」と力強く語った。

 RYOさんにカットしてもらうために、遠方から訪れる顧客も後を絶たない。その場しのぎに迎合するのではなく、本気で顧客1人ひとりと向き合う姿勢が信頼される秘訣だ。

 「希望に合わせることも大事ですが、似合わないと思ったらはっきり止めた方がいいと伝えます」とRYOさんは話す。顧客の希望が強い場合は、「じゃあ新しく挑戦してみようか! でも、ここを切ってしまうと気にしている骨格が目立ってしまうから、ひとつだけアレンジしてもいい?」と伝えるのだ。「その方がもっと可愛いよ」と強く後押しすることが、任せてもらえるポイントだという。接客において、顧客のためを思うおすすめ──アップセルやクロスセルが受け入れられやすいのは、対面でも非対面でも変わらない。

 「相手が誰であっても、俺が過去イチかわいく/カッコよくしてやるという意気込みで、最善を尽くします」と熱く語る。それは顧客全員の人生を良くしたいという心意気からだ。