2019年9月号 <ITの選び方&使い方>

ITの選び方&使い方

<コーナー解説>
ITソリューションの導入に関し、背景や動機、選定要素と運用ポイントを聞く事例記事です。

三井ダイレクト損害保険

お客さまセンター起点で全社RPA活用へ
SVの入力・集計業務を大幅自動化

 三井ダイレクト損害保険(東京都文京区、宮本晃雄社長)は、2018年11月にNTTアドバンステクノロジのRPA(Robotic Process Automation)ツール「WinActor」を導入。Excelを使う集計や、顧客に送付する証明書の作成など、月間換算で「数十時間」を費やしている複数の作業を自動化した。RPAによる業務自動化で創出した時間は、SVの本来業務であるコミュニケータの育成強化に充てるなどして、全体の業務効率化とともに、応対品質向上にもつなげている。

今月のPOINTS!

システム概要
三井ダイレクト損害保険の働き方改革の一環として、NTTアドバンステクノロジのRPA(Robotic Process Automation)ツール「WinActor」を導入。お客さまセンター(同社コールセンター呼称)において、主にSVが担当している入力・集計業務を自動化した。

選び方のポイント
将来的に社員のみでRPAの運用ができる体制を指向し、ITスキルが高くない一般的な社員でも新規シナリオ作成やメンテナンスができるツールとして、「WinActor」を選定した。

使い方のポイント
RPA推進担当のプロジェクトを立ち上げ、対象業務を検討。複数のシステムの連携が必要な業務や、複雑な人間の判断を必要としない業務に絞り込んだ。顧客に送付する証明書や通知書、新人コミュニケータ向けの研修データ作成、社内決裁案件の集計作業などを自動化。創出した時間をコミュニケータの育成強化に充てている。今後は、さらなる業務見直しを進め、RPAの対象範囲を拡大する構想もある。

写真左から、経営企画部 経営企画グループ グループマネージャーの坂本幸隆氏、お客さまセンター部 お客さまセンター東京 (兼)品質・業務グループ RPA推進担当 サブマネージャーの水上 亮氏

写真左から、経営企画部 経営企画グループ グループマネージャーの坂本幸隆氏、お客さまセンター部 お客さまセンター東京 (兼)品質・業務グループ RPA推進担当 サブマネージャーの水上 亮氏

図 RPA活用で実現した業務削減時間(一部予定も含む)

図 RPA活用で実現した業務削減時間(一部予定も含む)

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