SBI証券とRidge-i、生成AI活用の次世代投資チャネル開発で協業

SBI証券(東京都港区、髙村正人代表取締役社長)とRidge-i(東京都千代田区、柳原尚史代表取締役社長)は、両社の資本業務提携に基づき、次世代の生成AIチャネル開発に向けた協業を開始した。

 

両社は、株式投資における判断材料が財務情報やチャート分析に偏り、未経験者や若年層にとって学習や情報収集が難しい現状を背景に、より親しみやすく継続的な投資体験の創出を目指す。SBI証券は「応援消費」や「推し活」など新しい社会潮流を踏まえ、共感ベースの投資を提供価値と位置付けている。

 

今回の協業では、SBI証券が保有するアクセスログや取引履歴、属性情報などをRidge-iと共同で分析。そこから得られた非金融データを活用し、生成AIによるチャットサービスを通じて顧客ごとに最適な提案を行う仕組みを構築する。

 

提供する機能には、商品やサービスに関する質問対応、注文や手続きのサポート、マーケット分析やポートフォリオ相談などが含まれる。従来の金融情報に加え、顧客の趣味や嗜好といった要素も取り込み、専属の「投資コンシェルジュ」のような体験を実現することを狙う。

なお、Ridge-iは今後、SBI証券にとどまらず、SBIグループ各社との協業を深める方針だ。

2025年10月07日 12時36分 公開

2025年10月07日 12時36分 更新

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